藤井道人監督、シュー・グァンハンとの出会いは「財産」 来週来日「楽しみにしています」

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2024年03月19日 11:02  ORICON NEWS

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日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』ジャパンプレミアにビデオメッセージを寄せたシュー・グァンハン (C)ORICON NewS inc.
 日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』(5月3日公開)のジャパンプレミアが18日、都内で開催され、脚本・監督を務めた藤井道人、主演の清原果耶、共演の道枝駿佑、黒木華、黒木瞳が登壇した。清原とダブル主演を務めた台湾の俳優シュー・グァンハンの来日は来週に予定されており、この日はビデオメッセージが紹介された。

【写真】金髪姿にキュン!春っぽい緑のジャケットで登場した道枝駿佑

 グァンハンは「【日本の皆さん、こんばんは。グァンハンです。】映画『青春18×2 君へと続く道』のジャパンプレミアにお越しいただきありがとうございます。本日は伺えずとても残念ですが、日本で初めてこの映画がお披露目されるとのことでうれしく思っています。監督とキャストの皆さんとこの作品を完成させることができて【本当に光栄です】。これから作品を楽しんでもらえるとうれしいです。来週には日本に行けることになりました。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。【ありがとうございます。】」(※【】内は日本語)と呼びかけた。

 登壇したキャストは全員、日本でグァンハンと共演しており、スクリーン越しのグァンハンの笑顔に一同ほっこりしていた。

 同映画の物語は、18年前の台湾から始まる。カラオケ店でバイトす高校生・ジミー(シュー・グァンハン)は、日本から来たバックパッカーのアミ(清原)と出会う。天真爛漫な彼女と過ごすうち、恋心を抱いていくジミー。しかし、突然アミが帰国することに。意気消沈するジミーに、アミはある約束を提案する。時が経ち、現在。人生につまずき故郷に戻ってきたジミーは、かつてアミから届いた絵ハガキを再び手に取る。初恋の記憶がよみがえり、あの日の約束を果たそうと彼女が生まれ育った日本への旅を決意するジミー。東京から鎌倉・長野・新潟・そしてアミの故郷・福島へと向かう。

 日本を旅するジミーが、長野県飯山線で出会うバックパッカーの青年・幸次を演じた道枝は、撮影について「本当に走っている電車に乗りながら、限られた時間の中で撮影をするというのは新鮮でした」と明かした。特に幸次とジミーが別れるシーンは「ホームでの撮影だったんですけど、実際にお別れだったので、すごく印象に残っています」と語り、ジミー役のグァンハンはそのまま電車に乗っていき、ホームに残された道枝はグァンハンと再会することなくクランクアップしたという。

 異国の地で撮影に臨んだグァンハンに対し、道枝は「お助けできたらいいなと思っていたのですが、いらないくらい日本語がお上手でした」と感心しきり。

 撮影現場でグァンハンと互いに言葉を教え合っていたという清原は「初めて会った時、私はものすごく緊張していてたのですが、すごくフレンドリーに話してくださって、『変に緊張し過ぎても、もったいないんだな』と気づかせてもらいました。撮影現場でも、悪ふざけしてみたり、ごはんの話をしたり、何気ない日常を過ごせたのがジミーとアミの青春に重なっていったんじゃないかと思います」と語った。

 藤井監督は「グァンハンと出会えたのは、僕の財産のひとつです。(ジミーの)18歳と36歳を演じてほしいって、すごく無茶なことをオーダーしたんですけど、日本で映画を観た人からも、彼の芝居が素晴らしいということを言ってもらえて、僕としては兄弟がほめられているようなうれしい気持ちになりました」と、特別な思いを明かしていた。
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