アニメ『デデデデ』W主演の幾田りら&あの、主題歌共作は互いに「新しい自分を引き出してくれた」

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2024年03月27日 12:15  ORICON NEWS

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映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』でW主演声優を務める幾田りら&あの (C)ORICON NewS inc.
 アニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』(通称:デデデデ 前章公開中、後章5月24日公開)でシンガーソングライターとして活動している幾田りら&アーティストでタレントのあのが、W主演キャストを務めている。声優として初主演となる二人に、互いの第一印象や、それぞれが1曲ずつメインで制作しもう一人がフィーチャリングとして参加する前後章の主題歌についての思いを聞いた。

【撮りおろしカット】”紅”&”白”の豪華衣装に身を包んだ幾田りら&あの

 作中で登場する国民的漫画「イソベやん」を愛読し、担任教師の渡良瀬に思いを寄せる女子高生・小山門出役を幾田、門出と小学校以来の親友で、戦争ゲームオタクゆえ日常的に寝不足の女子高生・中川凰蘭役を声優初挑戦となるあのが担当する。

――W主演として同作の声優を務めることが決定した時の心境を教えてください。

【あの】自分が決まったことも素直にうれしかったし、共演が幾田さんということを知って、アーティストの2人が主演ということに可能性を感じました。主題歌も含めて、どんな相乗効果があるのかなっていう楽しみがありました。

【幾田】決まった時は本当にうれしく、“主演”という責任感とワクワクがせめぎ合っているような気持ちでした。あのちゃんとのW主演ということも聞いて、お互いに声優としてほとんど経験がなかったので、2人でなんとか手を取り合って、全身全霊をぶつけようと思いました。

――互いの第一印象はいかがでしたか?

【あの】いつも完璧で“100点を出す人”みたいなイメージがあって。そして実際にお会いして、アフレコや曲作りを一緒にやってみたらやっぱり「100点を出してきた」と思いました(笑)。いろんなことに向き合うのがすごく上手だなという印象もあって、1つ1つの物事に対して時間をかけて向き合っているからこそ、表現できているんだなと、実際に会ってみて感じました。

【幾田】あのちゃんは、自分をさらけ出して全身全霊で歌っていたり、周りの目線を気にしないで自分の生きざまをしっかり見せてくれたりする力強さを感じていて、表現力が本当にすごいなと思っていました。一緒に作品をつくる中でも、伝えたい表現を落とし込むっていう伝達能力がものすごい人なんだなと改めて実感しました。

――前章主題歌は、ano feat. 幾田りら名義の「絶絶絶絶対聖域」、そして後章主題歌は、幾田りら feat. ano名義による「青春謳歌」となっていますが、お互いが制作した楽曲に参加してみていかがでしたか。

【あの】(幾田は)原作ファンの方にも寄り添った“青春らしい”曲をつくってきてくれました。僕自身も、この曲で門出とおんたん(中川凰蘭)の日常が続いていってくれるんじゃないかと、すごくうれしい気持ちになりました。あと、日常に溶け込むようなメロディーだったり、あったかい気持ちになれたりして、僕がいつも歌っている曲とは全然違うので、僕の新しい面を引き出してくれて“さすがだな”って思いました。

【幾田】最初に(あのちゃんの)楽曲を聞いた時は、あのちゃんとTKさん(凛として時雨/作曲担当)が120パーセントのエネルギーを放出したんだと感じさせるような楽曲で、すごくパワーを感じました。メロディーの鋭さや、あのちゃんならではの詩の繋げ方によって、自分も思いっきり歌に力を乗せることができて、自分の殻を破ることができました。私も、この楽曲で新しい自分を引き出してもらいましたし、“無敵になれる曲”だなって思いました(笑)。

――声優の経験はまだあまりないとおっしゃっていましたが、同じ声を使うプロフェッショナルとして、歌うことと似ている部分はありましたか。

【あの】実際に声優をやってみて気づいたんですが、歌っている時のリズム感とか、言葉の置き方、強弱の付け方、感情の入れ方みたいなものが、すごくそっくりだったなと思いました。それが正解かは分からないけど、僕は今回自然とそれをやっていたし、完成したもの見ても、それでよかったんだなと思いました。

【幾田】あのちゃんが言ってたような、歌と同じようなリズム感や感情の乗せ方みたいなところはすごい共感します。あと、アフレコでは温度感のチューニング合わせるのが早くて、音楽をやっているもの同士の“共鳴”のようなものはあったのかなと思いました。

――映画の中では、ディストピア的な暗い世界観の中で、その中でも日常の小さな幸せをつむいでいく門出とおんたんの姿が印象的ですが、お2人は不安に駆られたりとか、暗い気持ちになってしまうときに、どうやって前を向くのでしょうか。

【あの】漠然とした不安みたいなものは、やっぱりあります。理由もあまりないけど落ち込んでしまうということは小さな頃からあって、今もあります。それを解消するために、自分自身と向き合うんですけど、その時間は正直しんどいときもあります。でも、その方法しかなくて…。その中で曲にしたいなと思ったら、曲にしたりもします。

【幾田】私もすごく不安に駆られて、どこに向かって生きてるんだろうと考えてしまう瞬間もあるんですけど、でも、やっぱり私の今の生きがいは歌うことだし、曲を作ることだし、音楽活動をすることなんです。ステージで緊張して足がすくんじゃう時もありますが、自分は歌うことが好きだから歌ってるんだっていうところに立ち返れると、なんだか無敵状態になれる。そうやって、自分の“軸”を元に戻してこられれば大丈夫って思うようにしています。

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