岡田准一、プロデュースの立体アートを大阪で発表 超ひらパー兄さんに続き地元貢献『此花水龍』

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2024年03月27日 15:48  ORICON NEWS

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『konohana permanentale 100+』第1弾作品発表会に登場した(左から)岡田准一、小松美羽氏 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の岡田准一(43)が27日、大阪市此花区の正蓮寺川公園で、自身がプロデュースし、現代アーティストの小松美羽氏(39)が手がけた立体パブリックアート作品『此花水龍』を初披露した。

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 此花区アートプロジェクト『konohana permanentale 100+(コノハナ ペルマネンターレ ヒャクプラス)』の第1弾作品として、大阪出身の岡田がプロデュースを引き受けた。「ひらかたパーク」の超ひらパー兄さんに続き、地元への思いがあふれた。

 正蓮寺川はかつて清流だったが、高度成長期に汚染された。此花区制100周年をきっかけに、この場所を「環境問題克服の象徴」と位置づけ、2025年の大阪・関西万博、さらに未来に向けて、"命の輝き脈々と、未来へ”をテーマにアート公園として整備していく。今後、100以上のパブリックアート設置を予定する。

 この思いに、岡田は「地元・大阪を元気にしたいと貢献できることならなんでもしたい」と快諾し、小松氏に直接オファーしたという。小松氏は日本の風土を大切に、山犬・狛犬・神獣をモチーフとした作品で、国内外で知られる。

 岡田は「世界的アーティスト」と紹介し、「彼女の祈りというものが世界で注目されている。大阪から世界に発表するものとして、この時代にふさわしいんじゃないか」といい、「本当言うと、小松さんがダメだったらこの話お断りしようと思っていたぐらい」とはにかんだ。

 完成したのは、高さ約3.4メートルで迫力がありながら、カラフルでかわいらしい水龍。岡田は「(汚染された川の)負の遺産だったものを循環して良いものに変えていく、意識を変えていくのが、次の世代に向けた僕らの役割」と説明。小松氏は「少しでもここを訪れる人の気持ちを温かくしたいと、キラキラさせたかった」と見上げた。色・造形・向きなど細部までこだわり、斜めの台座は「未来に向かって飛んでいくイメージ」が込められた。

 岡田が「“水龍ちゃんの場所で待ち合わせね”みたいなことも起きてくるかも」といえば、小松氏も「そうですね」と笑顔を見せていた。
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