2024年シーズンのプロ野球が、3月29日に開幕を迎える。日本プロ野球選手会は、2020年度から行っている、選手たちによる病気の子どもとその家族の支援活動を、今シーズンも展開する。ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン(東京、以下DMHC)が運営する「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を、全12球団の所属選手40人で支援。自身で設定したシーズンの成績に応じた寄付で、ハウスの運営をサポートしていく。
「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は、難病で高度な医療を受けるために入院・通院する子どもを看病する家族が、病院の近くに一人一日1000円で滞在できる施設。2024年3月現在、48の国と地域に388カ所あり、国内では、第1号の「ドナルド・マクドナルド・ハウス せたがや」(東京都世田谷区、2001年開館)をはじめ、全国12カ所にある。全国で難病に苦しむ子どもの数14万人と推計されており、1号ハウスオープン以来、延べ 8万6610家族が利用してきた(2024年2月末現在)。国内のハウスの設立・運営費は、日本マクドナルドをはじめ、企業各社や個人からの寄付・募金によってまかなわれ、ハウスの清掃・事務作業には1800人以上の地域ボランティアが携わっているという。
2020年と2021年シーズンは所属選手28人、2022年は39人、2023年は40人の選手が支援活動に参加。支援総額は、2020年シーズンは1085万9000円、2021年シーズンは996万2000円、2022年シーズンは1347万6000円、2023年シーズンは1329万3000円だった。“HOME AWAY FROM HOME”(わが家のようにくつろげる第二の家)をコンセプトに、家族の経済的・精神的な負担を少しでも軽減し、安らげる場所を提供しようというハウスの趣旨に、今シーズンも多くの選手が賛同。「1安打につき1万円」「1登板につき1万円」「1試合出場につき1万円」「1盗塁阻止につき1万円」「1ホームランにつき1万円」など、自身で設定したシーズンの成績に応じた寄付を行っていく。
◎支援する各球団の選手
【東北楽天ゴールデンイーグルス】
鈴木 翔天、西口 直人、酒居 知史、鈴木 大地、渡邊 佳明、小郷 裕哉
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【埼玉西武ライオンズ】
増田 達至、中村 剛也
【福岡ソフトバンクホークス】
石川 柊太、中村 晃、栗原 陵矢、近藤 健介、砂川 リチャード
【オリックス・バファローズ】
若月 健矢、元 謙太
【千葉ロッテマリーンズ】
井上 晴哉
【北海道日本ハムファイターズ】
中島 卓也、齋藤 友貴哉、梅林 優貴
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【阪神タイガース】
加治屋 蓮、坂本 誠志郎、岡留 英貴、湯浅 京己
【中日ドラゴンズ】
福 敬登、上田 洸太朗
【読売ジャイアンツ】
丸 佳浩、増田 陸、赤星 優志
【広島東洋カープ 】
田中 広輔、坂倉 将吾、中村 健人
【横浜DeNAベイスターズ】
石田 健大、佐野 恵太、伊藤 光、森 敬斗、森 唯斗
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【東京ヤクルトスワローズ】
小川 泰弘、山田 哲人、嘉弥真 新也、内山 壮真