「グッチ」擁するケリングがミラノの高級ショッピング通りのビルを購入、取得額は約2130億円

　「グッチ（GUCCI）」や「サンローラン（SAINT LAURENT）」などを擁するケリング（Kering）が、イタリア・ミラノの高級ショッピング通りにあるビルを購入したことを発表した。取得額は約13億ユーロ（約2130億円）。

　同物件は、ミラノの高級ファッション地区クアドリラテロ・デッラ・モダの一角に位置するモンテ・ナポレオネーレ通り8番地に立地し、18世紀に建設された。地上5階建て、総面積約1万1800平方メートルの商業物件で、5000平方メートルを超える店舗スペースで構成されている。ケリングは、直近では2024年にアメリカ・ニューヨークの5番街にある物件を取得したほか、2020年には東京・表参道にも日本の本社として「ケリングビル」を構えるなど、世界各地で一等地の取得を進めている。
　なお、今回のビル購入は、魅力的な主要立地の確保を目的としたケリングの不動産戦略の一つ。共同投資家とともに、優良資産の出資への短・中期的な目標を掲げ、不動産投資の管理に注力を注いでいる。