開幕2カード終え首位発進のDeNA ドラ1度会、松尾、徳山ら若手の躍進際立つ

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2024年04月05日 12:53  ベースボールキング

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DeNA・松尾汐恩
◆ 24年ぶりの開幕2カード連続勝ち越し!

 DeNAは4日の阪神戦(京セラD大阪)に3−2で勝利。同3連戦を2勝1敗で終えた。広島との開幕3連戦(横浜)も2勝1敗と勝ち越しており、開幕から2カード連続勝ち越しは、2000年以来24年ぶりとなった。

 好スタートの原動力はフレッシュな力だ。ここまで全試合「1番・右翼」でスタメン出場しているドラフト1位の度会隆輝(ENEOS)は、阪神との3連戦こそ計12打数1安打(2四球)に封じられたものの、広島との3試合では打率.385(13打数5安打)、2本塁打、5打点と大暴れ。開幕2連勝の立役者となった。

 同じく、開幕から全試合「8番・遊撃」でスタメン出場しているドラフト4位・石上泰輝(東洋大)も開幕から3試合連続安打をマークするなど躍動。阪神戦では2試合連続打点を挙げ、昨シーズン優勝した阪神の「8番・木浪」を彷彿とさせる働きぶりだ。ドラフト組では2位の松本凌人(名城大)も3日の阪神戦でデビュー登板。打者二人をキッチリと抑え今後への期待を抱かせてくれた。

 既存の若手も負けていない。初の開幕一軍スタートとなった高卒2年目の松尾汐恩は、2日の阪神戦で代打で左越え二塁打を放ちプロ初安打をマーク。4日の同戦ではプロ入り初の先発マスクを被り攻守両面で存在感を示した。

 大卒3年目の徳山壮磨は、3月30日の広島戦で待望のプロ初登板。4月3日の阪神戦では1回2/3を無安打無失点に抑える好リリーフを見せた。オープン戦で自己最速の156キロをマークするなど急成長している右腕。ここまでの2試合はいずれもビハインドでの登板だが、近いうちに勝ちパターンに食い込んできそうな勢いを感じさせる。

 開幕ローテ入りは逃したものの、高卒3年目右腕の小園健太もオープン戦3試合(計12イニング)で防御率2.25とアピール。4日のイースタン・リーグ日本ハム戦(横須賀)でも5回3安打無失点と好投し、一軍デビュー戦に向け研鑽を積んでいる。

 1998年以来のリーグ優勝へ好スタートを切ったDeNA。2カード連続勝ち越しという結果以上に、若手の躍進に手応えを感じているファンも多いのではないだろうか。
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