白熱の桜花賞はどの馬にもチャンスあり!? 過去の激走馬とよく似ている穴馬はこの3頭!

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2024年04月07日 07:40  webスポルティーバ

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 3歳牝馬クラシック第1弾、GI桜花賞(4月7日/阪神・芝1600m)の発走までまもなくである。

 過去10年の結果を振り返ってみると、1番人気は2勝、2着3回。3着1回。2番人気が4勝、2着2回と、上位人気馬がそれなりの結果を残しており、大荒れは少ないレースと言える。それでも、5番人気以下の伏兵が馬券圏内(3着以内)に突っ込んでくることも多く、3連単ではしばしば好配当が生まれている。

 しかも今年は、昨年牝馬三冠を達成したリバティアイランドのような絶対的な存在がいない。加えて、有力馬の多くが2歳戦からのぶっつけで挑んでくるため、波乱ムードが充満している。

 ならば、"荒れる"ことを想定して勝負に徹するのも悪くない。そこで、過去10年の結果を参考にして、今年のレースで"オイシイ"配当をもたらしてくれそうな穴馬を導き出してみたい。

 最初にピックアップしたいのは、これまでのレースで一度も馬券圏内を外していないにもかかわらず、人気薄となりそうな馬である。というのも、そういったタイプが過去に何度も好配当を演出しているからだ。

 たとえば、2015年に5番人気で勝利したレッツゴードンキ、2019年に7番人気で2着に突っ込んできたシゲルピンクダイヤ、2021年に8番人気で3着と奮闘したファインルージュ、2022年に7番人気で戴冠を遂げたスターズオンアース、2023年に6番人気で2着に入ったコナコースト、同5番人気で3着となったペリファーニアらがそうだ。

 そして今年、デビュー以来一度も馬券圏内を外したことがない馬は、6頭いる。アスコリピチェーノ、イフェイオン、クイーンズウォーク、コラソンビート、ステレンボッシュ、チェルヴィニアだ。

 いずれも有力視されている馬ばかりだが、5番人気という伏兵の身でGIIIフェアリーS(1月7日/中山・芝1600m)を制したイフェイオン、前走のGIIフィリーズレビュー(3月10日/阪神・芝1400m)で2着と苦杯をなめたコラソンビートの評価は、そこまで高くなりそうもない。過去の傾向からすれば、この2頭を狙ってみる価値は大いにある。

 続いて狙ってみたいのは、オープン、あるいは重賞勝ちがありながら、トライアルのGIIチューリップ賞(阪神・芝1600m)で惨敗を喫して、人気を落としそうな馬だ。このタイプもまた、過去に何度か波乱を生み出している。

 2015年に7番人気で2着に入ったクルミナル、同8番人気で3着となったコンテッサトゥーレ、2020年に9番人気で3着入線を果たしたスマイルカナらがいい例だ。

 クルミナルは2戦目でオープン特別のエルフィンS(京都・芝1600m)を、コンテッサトゥーレも2戦目でオープン特別の紅梅S(京都・芝1400m)を勝っていながら、チューリップ賞でそれぞれ11着、6着に敗れて、桜花賞では人気を落とした。また、スマイルカナも4戦目でフェアリーSを制していたが、チューリップ賞で7着と惨敗。本番では人気が急落した。

 しかし、3頭とも桜花賞で見事に巻き返し、低評価を覆して馬券に絡む奮闘を見せた。

 今回、このパターンにハマりそうな馬が1頭いる。ワイドラトゥールである。同馬は3戦目の紅梅S(1月13日)を快勝したものの、続く前走のチューリップ賞(3月2日)で13着と完敗。今回は無印に近い存在になりそうだが、過去の例からして一発あってもおかしくない。

 注目の桜花賞。「大混戦」と言われている今年の3歳牝馬戦線であれば、ここに挙げた面々が大駆けを決める可能性は十分にある。

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