「プチトマト」それとも「ミニトマト」? 呼び方次第で世代がバレてしまうかも?

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2024年04月09日 12:01  BCN+R

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プチトマト呼びはおじさんの証拠?(画像はイメージ)
 【最近気になる注目ワード・24】 あなたは小さいトマトのことを、「プチトマト」と「ミニトマト」、どちらのワードで呼ぶだろうか? 実はトマトの呼び方次第で、世代がバレてしまうと話題になっている。

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●実はすでに存在していなかった「プチトマト」

 そもそも、小さいトマトの総称として正しいのは「ミニトマト」の方。トマトはサイズごとに、大きいものから大玉、中玉、ミニトマト、マイクロトマトという分類があり、ミニトマトは約10〜30gくらいのトマトのことを指している。

 では「プチトマト」は何かと言うと、ミニトマトの中のひとつの品種名だ。ガーデニングや農家御用達のメーカー・タキイ種苗から1975年頃に発売されたのが、「プチトマト」という品種。当時はまだ大玉・中玉が主流だったが、酸味の抑えられた味やベランダでの育てやすさが人気となり、大ヒット商品となった。その結果、小さいトマト全般のことを「プチトマト」と呼ばれるほどに名称が浸透したのだ。

 しかし、実は2007年に「プチトマト」という品種は生産を終了。現在は品種としての「プチトマト」は存在しない。

 そうとは知らず、今でも普通に「プチトマト」という愛称を使っている人は多い。「プチトマト」がすでに存在しないことを知った人からは、「マジか! ミニトマトと呼ぶべきだったのか!」「世代がバレちゃう」「知らぬ間にオッサン認定されてたかも」と驚きの声が上がっている。

 「プチトマト」はもう存在しないが、ミニトマトには「アイコ」「ブラッディタイガー」「プチぷよ」など、個性的な名前の品種がたくさん出てきている。これらから「プチトマト」を忘れるほどの新たな代表種が出てくることもあるかもしれない。

 ヒット商品の名前がそのまま物の分類名と勘違いされている事例は、「バンドエイド」「セロテープ」「シーチキン」など結構多い。いつの間にか過去の物になってしまった名称を使い続けていた、なんてことは他にもありそうだ。「世代がバレる」前に、たまに言葉のアップデートも必要かもしれない。(フリーライター・井原亘)

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■Profile

井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている

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