D’station Vantage GT3がまさかのエンジントラブルも、交換を行い決勝での追い上げ目指す

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2024年04月13日 21:20  AUTOSPORT web

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2024スーパーGT第1戦岡山 D'station Vantage GT3(藤井誠暢/マルコ・ソーレンセン)
 4月13日、岡山国際サーキットでスーパーGT第1戦岡山の公式練習/公式予選が行われたが、GT300クラスに今季から参戦するD'station Vantage GT3が公式練習でまさかのエンジントラブルに見舞われてしまった。チームによれば今夜中にエンジン換装を行い、明日の決勝での追い上げを目指すという。

 2024年のスーパーGTは複数の新規参戦チームがGT300クラスに挑戦しているが、世界中で戦ってきたD'station Racingもそのひとつ。アストンマーティン・バンテージAMR GT3にダンロップタイヤの組み合わせ、そして藤井誠暢とマルコ・ソーレンセンという強力なコンビで臨んでいる。

 オフの公式テストでも順調に走行を進めていたD'station Vantage GT3だったが、この第1戦岡山の公式練習でまさかのトラブルが起きてしまった。ドライブしていた藤井によれば「少し重い感触があった」というが、21周を走った後ピットイン。ここでエンジントラブルが見つかり交換を強いられることになってしまった。

 ただD'station Racingによれば、2日前まで実はスペアのエンジンがない状態だったという。そのままエンジンがない状況だった場合D'station Vantage GT3は即リタイアを強いられていた。しかし、幸運にもチームが今季参戦予定だったGTワールドチャレンジ・アジア用のエンジンが昨日日本に到着。チームは急遽岡山にエンジンを送ってもらい、今夜換装を行うという。

 今季のスポーティングレギュレーションでは、予選未出走の場合はフォーメーションラップの後ピットインし、ピットスタートとなる。D'station Vantage GT3もこれに該当するが、公式練習のベストタイムはセッション終盤に記録されたものではないにも関わらず1分27秒267と、13番手だった。感触は良さそうで、レースでの追い上げを期待したいところだ。
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