なぜ? 『祖母姫、ロンドンへ行く!』コミカライズ連載中止、講談社「弊誌の事情により」

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2024年04月15日 14:33  ねとらぼ

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椹野道流著『祖母姫、ロンドンへ行く!』(画像はAmazon.co.jpより)

 椹野道流氏のエッセイ『祖母姫、ロンドンへ行く!』のコミカライズ連載企画を中止すると講談社の月刊少年シリウス編集部が公式サイトなどで発表した。


【画像】著者も中止についてコメント


 同作は「一度でいいからロンドンに行きたい、お姫様のような旅がしたい」との祖母からのお願いに孫娘(著者)が奮戦、一族総出の支援のもと現地へと旅立った実体験をもとにした回想型エッセイ。2023年9月に、編集部の公式X(Twitter)アカウントでコミカライズ連載企画が立ち上がったことを公にしており、『午後3時雨宮教授のお茶の時間』や『向ヒ兎堂日記』を描いた鷹野久氏が担当する予定だった。


 企画中止に関して編集部は「弊誌の事情により」としか理由を明らかにしていない。「先生方には、多大なるご負担とご心労をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。また、連載を楽しみにしてくださっていたファンの皆様、ならびに関係者の皆様にも深くお詫び申し上げます」とコメントしている。楽しみにしていた読者からは、「なぜ?」「どうして」と理由を求める声が挙がっている。


 原作者の椹野氏は自身のXアカウントで編集部の投稿を引用する形で「残念なお知らせ、もとい、残念で済ませられるわけがないお知らせです」と報告。「鷹野先生は、本当に、本当に素晴らしいお仕事をしてくださいました。皆様にそれをお見せできないのが、とてもつらく、申し訳なく思っております」と、コミカライズの件に反応できなかったことを謝罪。情報が少なかったこともあり回答できず、ずっと心苦しかったと「原作者ってこんなに無力なのかと痛感しました」と心のうちをつづっている。


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  • 作家の家田荘子が雑誌の脚本家との対談で、脚本家が完成したドラマや映画は脚本家の意図が尊重されず別物になると言ったのに対して、原作者の意図はもっと尊重されないと言っていたのを思い出した。
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