宮永えいと「レタッチ」がヘアサロンfifthとコラボ 美容室×メンズコスメの新ブランドを立ち上げ

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2024年04月15日 17:21  Fashionsnap.com

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RETØUCH by fifth

Image by: RETØUCH
 宮永えいとがプロデュースするメンズコスメブランド「レタッチ(RETØUCH)」が、メンズヘアサロン「フィフス(fifth)」とコラボレーションし、新ショップブランド「レタッチ バイ フィフス(RETØUCH by fifth)」を立ち上げた。ヘアサロンとレタッチ初の実店舗を併設したサロンとして展開。SNSなどオンライン上のコンテンツ、実店舗での体験を掛け合わせ、男性のヘアデザインや身だしなみについて発信を強めていく。

 レタッチはYouTubeやSNSを通じてメンズスキンケアやメイク、ヘアデザインといった“大人男子の身だしなみをアップデートする情報”を発信する宮永が2021年に立ち上げた。こうした情報発信に加え、リップクリームやBBクリーム、ヘアワックス、オンライン診断サービスと掛け合わせたシャンプー&トリートメントといったアイテムを揃える。
 フィフスとはかねてより付き合いが深く、ブランドで一番人気のパーマ・くせ毛特化のヘアワックス「RETØUCH nu WAVE」を共同開発し、反対にレタッチを展開する企業CiiKを通じてフィフスのSNSコンテンツをサポートするなどで協業してきた。これまでの取り組みを踏まえ、メンズ美容に対する考えが一致し、コラボブランドとしてのサロン運営が実現した。互いの強みを活かしたコラボで新客の獲得とロイヤルカスタマーの醸成を狙う。新店舗のヘアサロンの運営面はフィフスが担い、コンテンツや情報発信などブランディングに関してレタッチのノウハウを活かす。
 レタッチ バイ フィフスはコスメブランドの店舗と美容室のコラボにより、相互送客などのイノベーションを図る。レタッチのスペースでは予約なしで実際に商品を試すことができ、既存アイテムに加えてアパレルや美容雑貨など同店限定のグッズを販売する。「年々盛り上がりを見せているメンズコスメ市場だが、男性がコスメブランドのショップで買い物をするのは未だハードルが高いと感じる人も少なくない。アパレルやグッズがあることで、コスメ以外の目的での来店のきっかけも作ることができる。大体サロン来店の間隔は約1ヶ月のため、来るたびに新しい出合いがあるよう12ヶ月連続で新作をリリースする予定だ」と宮永は意気込む。
 宮永はこれまでの活動を振り返り、「自分は元々美容師で、1対1のコミュニケーションで身だしなみに対するマインドまでもサポートできるサロンの接客には魅力を感じていた一方で、拡散性の観点からまずはSNSを含むオンライン上でのコンテンツ発信に力を入れた。そこでのファンの方々が満足できるようなプロダクトとしてレタッチを生み出し、コンテンツを入り口にファンになった人がレタッチを購入してくれるというサイクルを形成することができた」と語る。その上で「美容室のような密度の高いコミュニケーションの場が足りないと考えていた」という。これまでのサイクルにより“深いコミュニケーション”を加えることで、顧客満足度を向上させるとともに、リアルな意見を吸収し、プロダクトやコンテンツを強化させていく。また、今後も共同で商品を開発し、SNS運用のサポートなどで協業を深めていく。
 今後の計画では、海外進出を目指す。今年から韓国向けに2つのアカウントを開設し、現地の男性にコンテンツを発信。これまでのノウハウを活かし、はじめにコンテンツでファンを形成し、その後プロダクトを訴求していく計画だ。「以前から韓国のユーザーから反響があり開拓の可能性を感じていた。日本以上にメンズ美容は盛り上がっているが、商習慣や消費者行動の違いといったハードルがある。僕たちの強みであるコンテンツの力を突破口に、市場開拓のノウハウを確立したい」と展望を語った。

■RETØUCH by fifth所在地:東京都渋谷区神宮前4-31-16 ALLEY HARAJUKU 3階営業時間平日:11:00〜21:00(ショップ 11:00〜20:00)土曜:10:00〜20:00(ショップ 11:00〜20:00)日祝:10:00〜19:00(ショップ 11:00〜19:00)レタッチ公式サイト

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