岸田文雄首相は17日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)で新型ロケット「H3」打ち上げなどを手がけた開発者と首相官邸で面会し、プロジェクト成功について報告を受けた。首相は「日本の高い技術を示した」とたたえた上で、「未来を背負う子どもたちの夢に応えるためにも、宇宙政策を戦略的に進めていきたい」と意欲を示した。
官邸を訪れたのはH3の岡田匡史前プロジェクトマネジャーと小型無人探査機「SLIM(スリム)」の坂井真一郎プロジェクトマネジャー。JAXAは1月にSLIMによる日本初の月面着陸、2月にH3打ち上げを成功させている。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小型無人探査機「SLIM(スリム)」プロジェクトマネジャーの坂井真一郎氏(左から2人目)、新型ロケット「H3」前プロジェクトマネジャーの岡田匡史氏(同3人目)らの表敬を受ける岸田文雄首相(右端)=17日午後、首相官邸