ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸が日本時間26日早朝にアメリカ・ワシントンD.C.のナショナルズ・パークで行なわれたワシントン・ナショナルズ戦にメジャー6試合目となる先発登板し、メジャー2勝目を挙げた。
■独自の練習法を貫く山本
山本は渡米もオリックス時代にもやっていた槍投げなど、独特の練習法を全く変えずに調整を続けており、オリックス時代も長期間離脱するような怪我はしていない。
メジャーに行くと大谷翔平をはじめトミー・ジョン手術を受ける選手が多いだけに、山本がこのまま手術を受けることなく野球生活を全うできるのか注目されるところだ。
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■トレーナー・矢田修氏との関係性
そんな山本をオリックス時代からサポートしている人物がいる。整体師として筒香嘉智（横浜DeNAベイスターズ）を筆頭に高橋宏斗（中日ドラゴンズ）などプロ野球選手だけではなく、最近ではボクシングの帝拳ジムとも交流しているというトレーナーの矢田修氏だ。
山本はドジャース入りを決めた後に行なわれた帰国会見で「本当に信じて取り組めるトレーニングに出会えたということ。その中で素晴らしい先生に出会ったので、本当にその方のおかげ。トレーニングを信じてたのももちろんありますけど、それより先生をすごく信用できましたし、この先生を信じて教わりたいと強く思った」と矢田氏の存在を初めて公の場で明らかにしている。
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■「自主トレ」が最初のきっかけ
山本がメジャーを強く意識するようになったのは「19歳ぐらいですかね。やっぱりこう、筒香（嘉智）さんと自主トレを一緒にさせていただくようになって、それが最初のきっかけですね」と中学生の頃に矢田氏を訪ねた筒香と一緒に矢田氏のもとで自主トレをしたことが大きいと話しており、筒香が海外のウインターリーグに参加した際には同行していた。
矢田氏は独自の練習法を取り入れることにより、選手の体幹を作り上げることで、山本由伸という最高傑作を生み出した。現在も矢田氏のもとには複数のプロ野球選手が訪ねてきているという。そこまで強固な関係に結ばれている山本と矢田氏だが、矢田氏はオフの自主トレの後、ドジャースから許可を得た上で渡米し、キャンプで山本の状態をチェックしていたようで、シーズン中も渡米することが予想される。
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■「VINAI&SCNDL」の登場曲
オリックス時代からの登場曲VINAI&SCNDLの『Frontier（Extendet Mix）』について「メジャーでもたぶん使うんじゃないですかね」と話していたが、韓国でのデビュー戦もドジャースタジアムでも登板時には流されており、日本のファンからの反響も大きい。この曲とともに山本と矢田氏のタッグで世界一への道を歩み始めていくのだろう。
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（文／Sirabee 編集部・Sirabeeスポーツ取材班）
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