GIを複数勝った馬は? 種牡馬としては? 日本ダービー馬のその後を追う

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2024年05月22日 11:45  netkeiba

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05年の日本ダービーを制したディープインパクト(撮影:下野雄規)
 近20年の日本ダービー馬のうち、その後にGIを複数勝利した馬は何頭いるのか? そして平均的な現役年数は? 種牡馬としての活躍ぶりは? 様々な項目をチェックしたい。

 まずは日本ダービー後の成績を見てみよう。20頭のうち、その後にGIを制したのは9頭。意外にも過半数に届いていない。また、GIを複数勝利した馬となると、05年のディープインパクト、06年のメイショウサムソン、07年のウオッカ、11年のオルフェーヴル、20年のコントレイルの5頭のみ。近10年に限るとコントレイルの1頭だけというのは少し寂しく感じてしまう。

 では、平均的な現役年数はどうか。日本ダービーがラストランとなったロジャーバローズを筆頭に、キングカメハメハ、ディープブリランテの3頭が、故障によって3歳での引退を強いられている。一方、8歳で京都大賞典を制し、9歳まで現役を続けたマカヒキなど、6歳以降も走り続ける馬も増えている。とりわけ個人オーナーの所有馬は、その傾向が強い。

 種牡馬としての活躍はどうだろうか。キングカメハメハとディープインパクトは日本を代表するスーパーサイアーとなった。その後、しばらくは種牡馬として成功する馬が途絶えたが、近年になってオルフェーヴル、キズナ、ドゥラメンテが存在感を発揮している。また、20年覇者のコントレイルは産駒デビュー前ながら、初年度の種付料が新種牡馬として史上最高額タイ(当時)の1200万円だったように、期待の高まりを表している。

 今の種牡馬界は絶対的エースが不在となっている。キズナか、コントレイルか、それとも。いずれにしても、日本ダービー馬が引っ張る存在となることを期待したい。

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