【写真】明日の『虎に翼』場面カット よね(土居志央梨)と向き合う寅子(伊藤沙莉)
妊娠中の寅子は弁護の仕事の他に、婦人雑誌の法律相談の連載を引き受ける。さらに穂高から明律大学での講演の依頼が舞い込む。しかし寅子は、講演会の直前に穂高の目の前で気を失い倒れてしまう…。
ベッドの上で目覚めた寅子は、穂高に妊娠していることを告げる。そして、ともに弁護士になった先輩がやめていき、自分1人になってしまった状況について「本当はつらくてつらくてたまらないんです」と打ち明けながらも「私がここで頑張らないと、やめていった仲間の分もと思ってはいるのですが…」と複雑な思いを吐き出す。
これに穂高は“仕事をしている状況ではない”と前置きしつつ「結婚した以上、君の第一の務めはなんだね? 子を産み、良き母になることじゃないのかね?」と諭す。これに「出産ギリギリまでは働きたいんです」と反論する寅子。すると穂高は「“雨垂れ石を穿(うが)つ”だよ」と応じ「君の犠牲は決して無駄にはならない」と語る。
この言葉に寅子は「つまり先生は…私は石を砕けない雨垂れの一粒でしかない。無念のまま消えていくしかない…そうお考えですか?」と問いかける。徐々にヒートアップしていく寅子に、穂高は「落ち着かないか、あまり大きな声を出すと、おなかの中の赤ん坊が驚いてしまうよ」と語りかけるのだった。
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