定年間近の国枝師に“幸運”もたらすか 「運を呼び込む」重賞ウイナーが日本ダービー参戦

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2024年05月24日 19:30  netkeiba

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シックスペンス(撮影:下野雄規)
 東京競馬場で5月26日(日)に行われる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)。世代の頂点を決める“競馬の祭典”に、シックスペンス(牡3、美浦・国枝栄厩舎)が川田将雅騎手とのコンビで出走を予定している。

 シックスペンスは父キズナ、母フィンレイズラッキーチャーム、母の父Twirling Candyの血統。母は18年マディソンS(米G1)などアメリカのダート重賞を5勝している。

 23年9月に中山競馬場の新馬戦でデビュー勝ち。スローからの上がり勝負だったとはいえ、ラスト1Fのレースラップは破格の10秒7と初陣から確かなポテンシャルを見せた。休養を挟んで臨んだ暮れの1勝クラスも危なげなく快勝し、徐々にクラシック路線へ名乗りをあげていく。3歳初戦をスプリングSで迎えると、残り200mから他馬を置き去りにし3馬身半差の圧勝。3戦無敗で重賞初制覇を飾った。通算成績は3戦3勝(うち重賞1勝)。

 その後優先出走権を獲得した皐月賞の回避が発表され、日本ダービーへの直行となったが、デビュー戦から間隔を空けて使われてきた経緯もあり、異例ともとれるローテも本馬にとっては万全の態勢と言える。馬名の意味は、幸運をもたらすお守りとして知られる「6ペンス銀貨」から。「最も運のいい馬が勝つ」競馬の祭典で、自身と定年間近の名伯楽にこれ以上ない幸運をもたらしてくれることに期待したい。

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