2024年F1第8戦モナコGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

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2024年05月28日 12:50  AUTOSPORT web

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2024年F1第8戦モナコGP 角田裕毅(RB)
 2024年F1第8戦モナコGPの決勝レースで6位〜10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位〜10位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、角田裕毅(RB)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)だ。

■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=10位(77周/78周)
10番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム

 僕の今季初ポイントを記録できてうれしい。ここ2、3週間、パフォーマンスを改善するためにチームはものすごい量の仕事をこなしてきたのだから、この結果を受け取るに値すると思う。モナコはチャンスに満ちた場所であり、特にその傾向が強い予選で、僕は今季初めてのQ3進出を果たした。Q3で力を最大限に発揮できていれば、もっと多くのポイントを持ち帰れたかもしれない。その点では、チームとしていろいろなことを見直したい。

 赤旗後のレースではほとんど何事も起きず、ただタイヤのマネージメントを考えながら、チェッカードフラッグまでペースを維持するだけだった。その最終的な結果が、チームの働きに相応しい1ポイントだったということだ。

(レース後、オコンの件について語り)全く不必要な行為だ。特にチームメイト同士でこのような状況があってはならない。悲しいし、こんなことが起きてがっかりしている。レース前に、どうすべきかについての明確な指示を受けていた。予選で前だった方(注:ガスリー)を、後ろのマシン(注:オコン)がレースを通してサポートするはずだったんだ。

 そういう戦略だったのに、実現しなかった。僕たちが送っているシーズンを考えると、このようなことをする余裕はないから、話し合う必要がある。

■アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ・レーシング)
決勝=9位(77周/78周)
9番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

 どうせなら、もうちょっとエキサイティングなレースでポイントを獲りたかったけど、それでも十分に満足だ。チームにとってこの9位、そして今季の初ポイントにはとても大きな意味がある。チームの士気という点からも、早くノーポイントの状況から抜け出したかった。これがシーズンの残りの戦いに向けて弾みになるといいね。

 コース上では少々イライラが募った。誰の目にも明らかだったように、(角田)裕毅はかなりいいペースで走れたはずなのに、極度のマネージメントをしていた。だからものすごく遅くて、僕にとってはつらいレースになったんだ。集中を維持するのに苦労するほどだったよ。

 クルマのパフォーマンスもわずかながら向上していた。このアップグレードが機能していること、そして直接の競争相手たちと同等なペースを維持できることを確認できて良かった。

■角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)
決勝=8位(77周/78周)
8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

 とても長いレースでした。自分たちが計画した戦略を尊重して走る必要がありました。

 少しイライラしましたが、冷静さを保ち、ペースをコントロールして走行しました。僕たちは最大限の結果を出したと思います。タイヤとペースをうまく管理し、どんな状況にも対応できるように備えました。

 最後の数周は、チームから、全力でプッシュしてもいいと言われたので、楽しかったです。プッシュしてもいいが、欲張りすぎず、マシンを無事に持ち帰るよう言われました。

 重要なのは、連続してポイントを獲り続けていることです。チームとして強力なレースウイークを過ごせたので、とてもポジティブです。チームはよくやりました。皆にふさわしい結果です。

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=7位(78周/78周)
7番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム→ハード
ファステストラップ:1分14秒165(63周目)

 この週末、僕らのパフォーマンスには勇気づけられる兆しが数多く見られた。チームはアップデートを持ち込むために大変な努力をしてくれたし、今後の数戦でさらに多くのものが投入される。このクルマが一歩前進したのは間違いない。さらに二歩、三歩と前進を続けることができれば、上位3チームと戦えるところまで行けるはずだ。

 今日のレースはひどく退屈だった。赤旗中断後は誰もがペースのマネージメントをしていて、結局のところ、どのタイヤでも最後まで走りきることができた。だから、順位を上げるためにできることは何もなくなり、もどかしいばかりだったよ。

 カナダへ行くのが楽しみだ。あのサーキットで僕らがどこまでやれるか、明らかになるのを心待ちにしている。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=6位(78周/78周)
6番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム→ハード

 もちろん、一番大事なことは、チェコ(セルジオ・ペレス)があれだけのクラッシュの後で無事だったことだ。彼のマシンは大きなダメージを負っていた。事故は不運だったが、幸い、彼にけがはなかった。

 赤旗によって、僕たちの戦略が台無しになった。全員が最後までタイヤを管理して走るだけのレースになったんだ。ピットストップで状況が変わるということもなかった。

 最後までタイヤを持たせて走りきるために、極端にペースを落とさなければならなかった。2周にわたってジョージをパスしようと試みたが、それはとても難しかった。

 マシンの乗り心地は今日もあまり良くなかったし、予選ではペースが良くなかった。

 今日はとても退屈なレースになり、やれることはあまりなかった。今週末はうまくいかなかった。でもポジティブなのは、自分たちのマシンの弱点が何かを理解していることだ。これを改善することができれば、ラップタイムを大きく取り戻せるはずだ。

 去年のようなシーズンはめったにないから、現実的に考えている。チームとしてとても強い状態を維持しているから、過剰反応することなく、レースを分析し、前に進む。

(レース後にメディアに対して語り)ストレートの一部ではハーフスロットルで走り、本来のペースより4秒遅く走っていた。これは本当のレースではない。

 可能であれば、(コースレイアウトについて)いくつか変更を試してみたい。そうすれば興奮が高まるだろう。(レイアウト変更について)意見を聞かれたら、何が可能か提案するつもりだ。

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