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元横浜大洋ホエールズの高木豊氏が自身のYouTubeチャンネルで、読売ジャイアンツ・阿部慎之助監督のバント作戦に苦言を呈した。
■発端は28日の試合
発端は28日の読売ジャイアンツ対福岡ソフトバンクホークス戦。1点ビハインドの6回裏、ノーアウト1塁3塁で、オコエ瑠偉選手がセーフティスクイズを敢行する。
バントは成功したものの、3塁ランナーはホームに帰ってくることができず、結局1塁ランナーを進めた形に。後続が倒れ、無得点に終わった。
絶好の得点機を逃した巨人はソフトバンク投手陣を打ち崩せず、完封負けした。
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■もっと大胆に攻めても…
高木氏はオコエ選手のセーフティバントについて「野球がちょっと小さすぎる。もうちょっと大胆に攻めてもいいと思うよ、自信を持って」と提言する。
アナウンサーでYouTuberの森藤恵美が「豊さんならどういう作戦を取りますか」と質問すると「内野がゲッツー体制を取っているから、ゲッツーで同点でもいいと考えるよね。オコエの足なら、ワンチャンファーストで残ってくれたら、そこからまた足は使えるかなと、ちょっと考えていたんだよ」と語った。
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■「どうなっているんだ」と…
さらに高木氏は「オコエが一生懸命バントをしているから、どうなっているんだ、これはと思って」と阿部監督の采配を疑問視する。
一方で「セーフティスクイズで1点を取って、ファーストランナーをスコアリングポジションにおいて、吉川尚輝、岡本和真、坂本勇人で逆転を狙ってたというのは、ちょっと考えられるんだけどさ」と同監督の意図を分析。
そのうえで「たしかに点が取れていないっていうのもあるけども、あまりにも多すぎると、もうそれしか点が取れなくなっちゃうよ」と警鐘を鳴らした。
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■中央大学の野球は…
高木氏は中央大学野球部の後輩である阿部監督に「もう少し大胆に攻めてもいいんじゃないかな っていうような気がするんだよね」と指摘。
続けて「中央ってね、めちゃくちゃ大雑把な野球なんだよ。遠くに飛ばせ、これが基本なんだよ、中央の。慎之助はなんかちょっと違うなあ」と嘆く。
そして「これは言い方が悪いかもしれない、阿部監督もカチンと来るかもしれないけど、ちょっと野球が小さくなっている感じがする。もう少し大胆でもできる選手はたくさんいるし。あそこで細かいことをやらないといけないと思うなら、代打の切り札を使うとか。そういうふうにしたほうが俺は良かったと思う」と提言していた。
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■バントを多用する阿部監督
就任1年目の阿部監督はバントを多用しており、スクイズをすることも増えている。
成功するケースもある反面、4月21日の広島東洋カープ戦で1死満塁からセーフティースクイズなど、失敗する場面も散見される。
阿部監督のバント作戦はネット上でも「野球が小さい」「つまらない」などの声と「点が取れないのだから仕方ない」「決められない選手に問題がある」という擁護で賛否両論となっている。
■阿部監督のバント作戦に高木氏が苦言
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)