船橋市に夢のアリーナ誕生 千葉ジェッツの新本拠地に

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2024年05月30日 14:30  OVO [オーヴォ]

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披露イベントが行われた「ららアリーナ東京ベイ」=2024年5月29日、千葉県船橋市

 千葉県船橋市に、三井不動産(東京都中央区)が手掛けた、バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)千葉ジェッツのファンの熱い視線を一身に集める新アリーナが誕生した。千葉ジェッツの新たな本拠地となる1万人収容の多目的アリーナ「ららアリーナ東京ベイ」だ。




アリーナ内部を見学する千葉ジェッツファンら




 三井不動産がIT企業ミクシィ(東京都渋谷区)と組み、今春完成した。三井不動産が初めて手掛けたアリーナで、千葉ジェッツの新ホームとしての歩みが始まる。




テープカットする富樫勇樹選手(左から3人目)




 5月29日開かれた「お披露イベント」には千葉ジェッツファンら関係者約2500人が参加。千葉ジェッツの富樫勇樹選手らがテープカットして真新しいアリーナの誕生を祝った。
 テープカットの前にあいさつした富樫選手は「夢のアリーナが完成した。1日も早くこのアリーナで試合をしたい」と闘志をみなぎらせ、ファンを喜ばせた。




ふなっしーとフリースローを楽しむ富樫勇樹選手(中央)ら




 テープカットには富樫選手のほか、三井不動産の植田俊社長や千葉ジェッツ運営会社を傘下に持つミクシィの木村弘毅社長らが参加。植田社長は「三井不動産初のアリーナが完成した。スポーツ、エンターテインメントで地域を盛り上げ、感動のある街づくりを推進してきたい」と地域貢献への決意を示した。




三井不動産の植田俊社長




 木村社長は「千葉ジェッツのホームとなるこのアリーナを、バスケットボールの試合を行うアリーナの新たなスタンダードにしたい。(スマホゲームの)モンスターストライクで培った人工知能(AI)技術も活用して新たなエンタメ体験も提供する」と述べ、IT企業のノウハウをアリーナ運営に注ぐ意気込みを語った。




千葉ジェッツファンらに向かってアリーナ完成の喜びを伝えるミクシィの木村弘毅社長




 ららアリーナ東京ベイは4階建てで、延べ床面積は約3万1000平方メートル。千葉ジェッツの本拠地として活用するほか、音楽コンサートやスポーツイベント、産業展示会など各種催事の利用を想定する。
 アリーナは、4階まですり鉢状に迫り上がる形状。離れた4階観客席からも選手やアーティストまでの距離を近く感じる設計にし、試合やコンサートの生の迫力がより観客に伝わりやすい構造にしたという。




すり鉢状のアリーナ




 3階は食事が楽しめる部屋やバーカウンターなどを備えたVIP用ラウンジを設け、アリーナの新たな楽しみ方を提案する「特別なVIPエリア」を用意した。千葉ジェッツファンらが交流できるスぺ―スもある。




VIP用ラウンジ




 また大型アリーナでよく起こるトイレの混雑によるストレスを少しでも緩和するため、トイレの混雑状況をリアルタイムで表示する電子掲示板も設置した。さらに車いす利用者が、スポーツやコンサートを楽しめるよう、車いす利用者専用の広めの観戦スペースも作った。




車いす利用者用の観戦スペース




 2階には飲食店を4カ所設け、軽食などを提供する。
 アリーナは、JR京葉線南船橋駅から徒歩約6分。周囲には三井不動産グループが管理・運営する「三井ショッピングパークららぽーと東京ベイ」などが隣接しており「アリーナ一帯はイベント前後に買い物や食事を楽しめるエリアになる」(三井不動産)としている。
 アリーナのこけら落としとして7月6〜7日、Mr.Childrenのコンサートが開かれる。

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