デーブ大久保氏、西武低迷の要因を分析 「松井稼頭央監督が平石洋介コーチに…」

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2024年05月30日 20:00  Sirabee

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Sirabee

(©ニュースサイトしらべぇ)

元読売ジャイアンツのデーブ大久保(大久保博元)氏が、自身のYouTubeチャンネル『デーブ大久保チャンネル』を更新し、松井稼頭央監督が休養した埼玉西武ライオンズの「不調の要因」を語った。

 

■西武低迷の要因を大久保氏が解説

大久保氏は西武が低迷している要因について、打線の不振を指摘する。

そして嶋重宣、高山久両打撃コーチの能力を評価したうえで「(コーチから)明確な指示が出てないっていうのもあるんじゃないか。そしてもう1つもっと大きなところで言うと、オリックスは勝ったからちょっと矛盾する話なんだけど、打線がどんどん変わると、本来はなかなか勝ちにくいです」と打順が固定できないことを不調の要因に挙げた。

 

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■打順が決まらないことで…

さらに大久保氏は「昨年負けた我がジャイアンツも、打線が決まらないことで、だいぶ批判を受けました」と語る。

続けて「なぜよくないか。変わるのはいいんだけれども、あなたにはこういう仕事してほしいというのを、毎試合、試合までの練習から伝えるってのは大事なことで。それをオリックスはやっているはずです。やってなきゃ昨年まで 連覇にならないです」と持論を展開。

そしてライオンズの打順が決まっていないことで、「選手が状況や役割に応じた打撃ができていない」という主旨の解説をした。

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■松井監督にも要因が?

休養した松井監督について大久保氏は「松井前監督の一番いいところは、優しいところです。面倒見が良くて、怒らない」と語る。

続けて「指導者になったときによくないのは、『てめえこの野郎』となっちゃうではなくて、しっかりとした意思を伝えるっていうのを今回は平石洋介というPL学園の後輩で、コーチ歴も長い。 ヘッドも監督もした男だから、松井監督が平石ヘッドコーチを通して、選手にいろいろ伝えてしまったと思います」と分析。

そのうえで「そうなると、監督は何が言いたいのっていうふうになる」と解説した。

 

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■打撃コーチの指示にも言及

大久保氏は「高山久コーチはヤマを張らないバッターの典型でしたから、ヤマを張らすというよりは、真っ直ぐを待って変化球を打つ選手を育てたいとなると、長期的には良いアドバイスだけど、短期的には打たせなければいけないので。スライダーだけ待ってパチーンといこう、まっすぐ来たら、俺が責任を取るというような指示ができていたか疑問です」と指摘。

さらに「選手コーチも松井監督がどういう野球をやりたいか、どういうことが起きて、どういう反省をしてほしいかっていうのを、平石コーチを通して聞くことが多いはずだったんで。 みんなが『監督は本当そう思っているのかな』となった。これが一番良くなかった」と分析する。

そして渡辺久信監督代行は「はっきり言うタイプ」と評し、今後の展望を語っていた。

 

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■コーチ陣は留任

西武は交流戦から渡辺GMが監督代行に就任。29日の試合で初勝利を上げた。なお今回名前の挙がった平石ヘッドコーチ、嶋・高山両打撃コーチは全員留任となっている。

■大久保氏が西武低迷の要因を語る

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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)

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