偽造された駐車禁止等除外標章(左)と本物の見本(右)=31日午前、警視庁本所署 身体障害者に路上駐車を許可する「駐車禁止等除外標章」の偽物を使用したとして、警視庁本所署は31日までに、偽造有印公文書行使の疑いで、貸金業「コスモ・エージェンシー」(東京都台東区)の社長松村正雄容疑者(69)=同区寿=を逮捕した。「食事に行くためだった。9年前から使っている」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は2月24日午後2時15分ごろ、墨田区内の路上で、偽造された身体障害者用の駐車禁止等除外標章を示して軽自動車を駐車した疑い。
字体や枠の色などが異なっており、駐車監視員が偽物と気付いた。松村容疑者は身体障害者の知人から本物を借り、別の知人に偽造を依頼したと説明しているという。
松村容疑者は、昨年12月に貸金業法違反容疑で逮捕され、当時は保釈中だった。今年4月に執行猶予付きの有罪判決が確定した。