慶長遣欧使節船を4分の1サイズで復元=宮城県石巻市〔地域〕
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2024年05月31日 16:31 時事通信社
宮城県石巻市で、仙台藩主伊達政宗が送り出した慶長遣欧使節船「サン・ファン・バウティスタ号」の新たな復元船が完成した。展示などのリニューアルで休館中の「宮城県慶長使節船ミュージアム」が今秋に再オープンするのに合わせ、一般公開を開始する予定。
同船は、1993年に原寸大で復元されたが、2011年の東日本大震災やその後の強風で大きな被害を受けたほか、木造のため老朽化が進み、22年に解体された。
新たな復元船は4分の1のサイズで、繊維強化プラスチック(FRP)製。全長14.2メートル、幅3メートル。
同ミュージアムの高橋正法企画広報課長は「木造の質感がリアルに再現されている。多くの方に見ていただきたい」と話した。
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