「水も飲めないほど大混雑した電車で、下を向いて座る人々。妊娠後期の私が大きなお腹を守りながら乗り込むと...」(神奈川県・20代女性)

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2024年06月01日 21:30  Jタウンネット

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「水も飲めないほど大混雑した電車で、下を向いて座る人々。妊娠後期の私が大きなお腹を守りながら乗り込むと...」(神奈川県・20代女性)

シリーズ読者投稿〜あなたに届け、この「ありがとう」〜 投稿者:りぃまるさん(神奈川県・20代女性)

その日、りぃまるさんは実家から自宅に戻るため、大混雑の電車に乗った。

妊娠後期の産休前。どうしても会社に行かなければならなかったため、立ち通しも覚悟していたのだが......。

帰省からの帰り道の思い出(画像はイメージ)
帰省からの帰り道の思い出(画像はイメージ)

<りぃまるさんの体験談>

妊娠後期の冬、実家で父の法事があり、産前最後の長期間帰省をしていました。

実家は新幹線を使って家から3時間ほど。

久しぶりの家族団欒の時を過ごせたのですが、福島の震災があって、帰りの新幹線はその影響で大混雑かつ不規則なダイヤになっていました。

3時間は電車に乗っているはずの人々が...

産休前で仕事のため自宅にどうしても帰らねばならない状況だったので、ずっと立つことを覚悟して、万全の状態を整えました。

大きいお腹を守りながら、水も飲めないくらい混雑している満員電車に乗車。

それから15分ほどした時のことです。

大きなお腹を守りながら満員電車へ(画像はイメージ)
大きなお腹を守りながら満員電車へ(画像はイメージ)

少し離れた席の若い男性が、手招きして席を譲ってくださったのです。

それと同時に、下を向いていた周囲の方々が私の存在に気づき、温かく声をかけてくださったり、何人もの方が席を譲る仕草をしてくださったり......。

おそらく皆さん、東北から特急列車に揺られ、少なくとも3時間は移動されている方々です。

「あなたの体は1人のものじゃない」

身重とはいえ、せっかく座れた席を譲っていただくのは申し訳なくて遠慮したのですが、そのうちの1人の方が

「あなたの体は1人のものじゃないんだよ。赤ちゃんのために座って!」

と、立って背中を押してくださいました。

その時は号泣して、きちんとお礼ができませんでした。

たくさんの人が助けようとしてくれて(画像はイメージ)
たくさんの人が助けようとしてくれて(画像はイメージ)

あの時、たくさんの方々の温かい手助けをいただいたことは、絶対に忘れません。

産まれてきたこの子にも、困った人を温かく助ける人になってほしいと、心から思います。

本当にありがとうございました。

「妊娠中に助けてもらった思い出」聞かせてください

妊娠・子育て中、偶然出会った人に優しくしてもらったり、親切にしてもらったり、助けてもらったりした経験がある人は、少なくないはずだ。

もう一度会うことはできないかもしれないけれど、伝えたい「ありがとう」の気持ちをぜひJタウンネットに投稿してほしい。

また、Jタウンネットでは読者の皆さんの体験談をいろんなテーマで募集中。

子育て中に限らず誰かに伝えたい「ありがとう」「ごめんなさい」、旅先であったいい話、受けた「神対応」や親切自慢、新社会人時代に助けられたこと......などなど、誰かに話したい、心温まる思い出を教えてください!

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(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)

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