PS5用ソフト「ステラーブレイド」ヒットの要因、自称「セクシーなゲームに興味ない」マンガ家が分析した

0

2024年06月02日 12:31  ITmedia NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia NEWS

写真

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントが発売したPS5用ソフト「Stellar Blade」(ステラーブレイド)の売上が好調のようです。ファミ通の売上ランキングで3週連続1位を獲得。ゲーム開発元である韓国のSHIFT UPは米国や日本など各国のPS Storeで売上首位を記録したと言及し、PCへの移植や続編の開発も検討しているようです。


【その他の画像】


 ステラーブレイドは荒廃した地球でネイティブと呼ばれる敵と戦うアクションゲームです。「ベータスキル」や「バーストスキル」と呼ばれる剣技、さらには射撃アクション等も駆使したハイスピードなバトルが楽しめます。バトル以外にも、広大なフィールドには豊富な探索要素やジャンプや壁走りを利用した様々なギミックも用意されており、そのコンテンツの豊富さと作りこみはなかなかのものです。


 一方で、そのすべてに粗さも目立ちます。多彩な攻撃が繰り出せるバトルは爽快感はあるものの、若干大味な印象をボクは持ちました。


 フィールドの探索は、その拠点となるファストトラベルポイントの使い勝手が悪いので結構大変だし、アクションギミックもジャンプなどの操作性が洗練されておらず、かなりストレスがたまりました。


 しかし、ステラーブレイドは、そんな不満をキャラクターの魅力で問答無用に抑え込みます。主人公の「イヴ」はかなりセクシーな容姿をしていて、各アクションのモーションもかなりスタイリッシュで美しく、動かしていて楽しいのです。フィールド上で入手できるコスチュームに着せ替えたり、ヘアスタイルを変えたりするのも新鮮な気分になって、コスチューム集めのために多少大変でもフィールドを探索してしまいます。


 ステラーブレイドは、アクションゲームとしてはそこそこの出来ではあります。しかし、そこにセクシーなキャラクターとモーションが加わることで、唯一無二の魅力を持つゲームに昇華されました。なにしろセクシーなゲームに興味がなかったボクが、イヴの着せ替えに夢中になりましたから。


 そういった要素が苦手で敬遠しているアクションゲーム好きの方は、騙されたと思って遊んでみてください。なお、CEROレーティングは「D」(17歳以上対象)です。


●著者紹介:サダタロー


1998年にテレビ番組「トロイの木馬」出演をきっかけに漫画家デビュー。代表作は「ハダカ侍」(講談社、全6巻)、「ルパンチック」(双葉社、1巻)、「コミックくまモン」(朝日新聞出版、既刊7冊)など。現在、熊本日日新聞他で4コマ漫画「くまモン」を連載中。Pixivはsadataro、Twitterは@sadafrecce。


●連載:サダタローのゆるっと漫画劇場


漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる〜く語るまんが連載。たぶん週末に掲載します。連載一覧はこちら。過去の連載はこちらからどうぞ。


    ランキングゲーム・アニメ

    前日のランキングへ

    オススメゲーム

    ニュース設定