『光る君へ』伊周が母に会うことを許可した公任 町田啓太が“温情”を掛けた理由【君かたり】

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2024年06月02日 21:01  ORICON NEWS

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大河ドラマ『光る君へ』の場面カット(C)NHK
 大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原公任を演じる町田啓太の声を紹介する。

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――伊周が母に会うことを許可する公任
政権争いであったりとか、上り詰めていくぞみたいなところから、今はシフトチェンジしていて完全に変わっているかどうかっていうのは、そこはまだやっぱり残っているものはあると思うんですけど、そこから対人として道長であったり、斉信であったり、行成であったり、そのほかいろんな方と関わっていこう、文芸とか管弦であったりとか、そっちの方面がやっぱり自分的にはすごく興味があるから、そっちに進んでいこうみたいなそういう頭になっている中、あれだけ公任からすると、やはりちょっとそういう振る舞いはいかがであろうかみたいなところが多かった伊周があれだけ弱っていて、身なりもあれだけすさんだ姿になっていてっていうところを見て、すごく本心から本当に母にただただ会いたいと「そうだ、この人は若くして役職を得て、精神的なところが大人になる前にそういう立場になってしまったりもしたから、本当にちょっと悲しい人なんだな」っていう。

「まだ子どもなんだな中は」っていうのが見えましたし、公任の中では父との関係っていうのも、ちょっとこう自分の中でもたぶんあるんだろうなと思うので、昔自分もエリート街道を絶対上っていくだろうと思っていたころの公任の姿ともたぶん重なる部分が伊周を見ていてあったんだろうなと思って、そこでやっぱりなんとか自分が道長の代わりに伊周に伝えるべきことを伝えてっていうところだったんですけど、本心からは本当にこれは普通だったなら規則違反はそんなに好きではない人間だと思うんですけれど、そういうところではなくて、人として何か手を差し伸べてあげたい、寄り添いたいなっていう思いが公任の中では強まったんじゃないかな、伊周を見ていて、と思いました。葛藤ももちろんあるし。でもそういう温情的なところはやっぱり溢れてしまったんじゃないかなと思います。
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