中村俊輔以来のプレースキッカー・山田楓喜に期待大!闘莉王は若き守護神にもエール

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2024年06月03日 00:10  TVerプラス

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6月1日に放送されたサッカー番組『FOOT×BRAIN』(テレビ東京系、毎週土曜24:25〜)は、元日本代表の田中マルクス闘莉王と大津祐樹がゲスト出演し、パリ五輪で活躍が期待される若手選手について語った。

先月のU-23アジアカップを制して、パリ五輪への出場を決めた日本代表。グループリーグでの対戦国は、ブラジルを下したパラグアイに、親善試合で日本を圧倒したマリ。そして、U-20W杯3位と躍進を遂げたイスラエルの3か国に決まった。世間では“死の組”と言われているが、MCの勝村政信は「でも、今の日本だったら、他の国は日本を怖いと思うんですよ。そこは自信持たなきゃ」と鼓舞する。

この意見には、Jリーグウォッチャーの平畠啓史も「相手の国も日本を警戒しているはずなので」と同調。現にアテネ五輪でパラグアイを率いた名将カルロス・ハラ・サギエル監督は「日本戦は最初の大きな試練」と明言し、イスラエルのキーマンであるFWのドル・トゥルゲマンも「日本は強さもテクニックも有している」と警戒している。

対戦国が恐れる日本の強みはいったいどこにあるのか。闘莉王はアジアカップを振り返りながら、「A代表と比べると、縦に行くパスが多い」と指摘。「早い縦のパスを入れるタイミングがすごく早いような気がして。だからこそ、たくさんのチャンスを作っているのかなと思いますね」と分析した。実際に決勝トーナメントで奪った7ゴールのうち、4ゴールはボランチからの縦パスが起点となっている。

対して、大津は“個の勝負強さ”に着目。木村誠二や細谷真大、山田楓喜など、アジアカップで2得点を決めた選手たちの名前を列挙し、「この一人一人の活躍っていうのは、突破するときにもかなり鍵を握っているなという印象がありますね」と主張した。

勝村は中国戦での松木玖生のシュートを「あのゴールで勢いついた感じがありましたもんね」と絶賛。日本が唯一黒星を喫した韓国戦についても、「あれが良かった気が僕はしているんですよ。あそこで負けたことによって、1回修正し直して、あそこまで行けたんじゃないかなって思うんです」と持論を展開する。

しかし、敗戦によって立て直しを図るという勝村の考えに、闘莉王は「いったん流れを切ってしまうと、特に若い世代は自信を失ってしまう。僕はできるだけ勢いをつけていくのがベストだと思う」と反論。闘莉王はターンオーバーについても、「良い選手を休ませるっていうことは、負けに近づくこと」と、短期決戦においては勢いを止めてしまう要因にもなると説く。特に日本は個の技術が高く、戦力が豊富であるがゆえにターンオーバーがしやすくなっていると、危機感を募らせた。

それでも、日本のメダル獲得に対する期待値は決して低くない。池谷実悠アナウンサーから、活躍が期待される選手について聞かれた闘莉王は、アジアカップで再三日本の窮地を救ったGKの小久保玲央ブライアンを挙げた。小久保の足元の技術や高いセーブ力はA代表にも選ばれるレベルだと称賛。続けて、「非常にステップの踏み方が早いし、守れる範囲もすごく広い。このオリンピックで一番期待している」とエールを送った。

芸能界一のJリーグ通である平畠は「やっぱり右サイドバックの関根選手」と、今シーズンから柏レイソルに入団した21歳の新星・関根大輝を挙げる。187cmの長身ながら、スピードと技術を武器にアジアカップ優勝にも貢献した関根について、大津も「関根選手よかったですよね」と回顧。平畠は「Jリーグの活躍がそのまま今のU-23代表につながっているのがわかりやすい」と解説した。

そして、勝村は「僕は東京ヴェルディの山田楓喜くん。左右蹴れるし、フリーキックも蹴れるし、技術も高いし」と、アジアカップで2得点を決めた山田に熱視線。山田といえば日本代表に長らく不在だった待望のプレースキッカーで、今シーズンのJリーグにおいては2本のフリーキックを決めるなど、さらなる活躍が期待されている。

平畠から「プレースキッカーは大事でしょ」と水を向けられた闘莉王は「僕の世代からしたら中村俊輔とか、そういう選手を見てきて、最近は(プレースキッカーが)いないな、ドキドキしないなというのがみんなあった中で、山田選手はキックの精度も高いしね」と期待を寄せ、大津も「あのフリーキックはワクワクしますもんね」と笑顔を浮かべていた。

一方、パリ五輪に向けて盛り上がりつつある中で、久保建英と鈴木唯人の不参加という残念なニュースも。2人の穴を埋める選手として、勝村は福田師王をピックアップ。今シーズン、ドイツのボルシアMGでトップチーム昇格を果たした福田に、勝村は「あの荒くれディフェンダーたちと戦っている福田くんが何かを起こしてくれるんじゃないかな」と予想し、大津も「結果がすごく出ているので、間違いなく呼んでほしいなと思います」と訴えた。

最後に、改めてパリ五輪のポイントを聞かれた闘莉王は「やっぱり短期決戦なので、出だしがものすごく大事です。出だしが良ければ、みんな自信をつけて、必ずメダルを獲ってくれると思います」と断言。大津は、自身が出場してメダルを逃したロンドン五輪を述懐しつつ、「一番良い色のメダルを持って帰ってきてくれることを願って、全力で応援したいと思っています」と力を込めた。

このニュースに関するつぶやき

  • 山田楓喜って中村俊輔みたいにバナナシュートを自在にプレースキックで操れるのかな、だとしたら久保建英や三苫が前線にいたら日本代表WCでベスト8どころかベスト4も夢ではないな、なんか才能の宝庫になった
    • イイネ!5
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