SnowMan目黒蓮主演・7月期月9『海のはじまり』に池松壮亮が参戦 フジ系連ドラ初出演

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2024年06月03日 14:21  クランクイン!

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ドラマ『海のはじまり』に出演する池松壮亮 (C)フジテレビ
 Snow Manの目黒蓮が主演を務めるドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系/毎週月曜21時)の初回放送日が、7月1日に決定。併せて池松壮亮が本作に出演し、フジテレビ系連続ドラマ初出演を果たすことが発表された。

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 本作は、脚本・生方美久、演出・風間太樹、プロデューサー・村瀬健の『silent』(フジテレビ系)チームが再集結した完全オリジナル作品。人と人との間に生まれる愛と、家族の物語を丁寧に描く。

 主人公の月岡夏(目黒)は、大学時代に、ふとしたきっかけで付き合うようになった同級生・南雲水季と幸せな日々を送っていた。しかし、就職活動を迎えようとしていたある日、突然、彼女から別れを切り出され、そのまま2人は別れることに。それから7年がたち、今は百瀬弥生(有村架純)と付き合い、新しい人生を歩んでいた夏だったが、大学時代の友人からの連絡で、水季が亡くなったことを知る。

 別れを告げられて以来一度も会っていなかったこともあり、その事実に実感がわかないまま葬式へと向かった夏は、そこで海(泉谷星奈)という名の幼い女の子と出会う。その女の子が水季の子どもだということを知った夏は驚きを隠せない。そして、彼女の母・朱音(大竹しのぶ)から、自分が海の父親だと聞かされる。水季が、自分の知らないところで、自分との間にできた子どもを生み、何も言わずにその子どもを育てていたことを知った夏は、水季と海が過ごした7年という月日に思いをはせ…。

 本作がフジテレビ系連続ドラマ初出演となる池松が演じるのは、水季が夏と別れたあとに働いていた図書館の同僚・津野晴明。津野は、水季が海といられないときに海を預かってあげたり、保育園のお迎えに行ったり、シフトの調整をしたりと仕事面だけでなく、さまざまな場面で育児や生活についても水季と海を支えてきた。水季の葬儀で、海がひとりぼっちにならないようにそばにいるときに偶然、夏と出会う。名前だけ聞いていた海の父親と初めて対面した津野は、夏が水季の事情を何も知らないことを知り「この7年のこと、ほんとに、何も知らないんですね」と言い放つ。感情の整理ができていない津野は…。

 池松は、2001年に劇団四季のミュージカル『ライオンキング』のヤングシンバ役で俳優デビュー。2003年には『ラスト サムライ』で映画初出演、ハリウッドデビューを果たし大きな注目を集める。その後、数々の作品に出演し、映画『紙の月』や『ぼくたちの家族』で見せた繊細ながらも力強い演技が評判を呼び、第38回日本アカデミー賞新人俳優賞を始め、数多くの助演男優賞を受賞。以後も多数の映画賞を受賞している。近年では、『宮本から君へ』、『ちょっと思い出しただけ』、『シン・仮面ライダー』、『白鍵と黒鍵の間に』、『ぼくのお日さま』(9月公開予定)など話題作に出演し続け、テレビドラマでも大河ドラマ『風林火山』(NHK総合)や『MOZU』(WOWOW×TBS共同制作)のseason1やseason2などに出演。その活躍は多岐にわたっている。

 池松は、本作で演じる津野について「演じるうえで難しい役どころだと感じていますが、こういう人だ、こういう役割だと最後まで決めつけず、ワンクールという長い時間をかけて、津野という人に1つ1つ出会っていけたらなと思っています」とコメント。作品については「親子とは何なのか、過去と今と未来と共に生きながら、人が人を想(おも)うとはどういうことなのか。この壮大なテーマに、丁寧に心を込めて向き合い、ダイナミックに挑むこの脚本に大きな感銘を受けました。さまざまな愛の形があり、私たちがつながりの中で生きていることを思い出させてくれるような確かな物語でした」と語っている。

 プロデューサーの村瀬健は、池松について「感情を内側から表現するというか、心の奥にある隠された別の感情みたいなものを感じさせてくれる、言葉にできないすごい芝居をする方だとずっと思っていました」と絶賛。そして「このドラマで池松さんに演じていただく津野は、夏と別れた後、一人で海を育てていた水季のそばにいて、彼女にそっと寄り添っていた人物です。そのことを夏は全く知りません。水季の死をきっかけにして突如現れた夏に対して、津野は何を思うのか。そこから動きはじめる津野の感情、微妙に揺れ動いていく心を、池松さんにしかできない表現方法で演じていただけることを、僕自身が誰よりも楽しみにしています」と期待を寄せた。

 ドラマ『海のはじまり』は、フジテレビ系にて7月1日より毎週月曜21時放送(初回30分拡大)。

 ※コメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■池松壮亮(津野晴明役)

――今作の出演オファーを受けての印象を教えて下さい。

これまでほとんどドラマを通ってこなかった自分に、このような作品のオファーが届いたことに初めは驚きました。『silent』以降、素晴らしい物作りをされるチームがあるといううわさを耳にしていました。場違いにはならないか、自分が参加することでこの既に素敵(すてき)なドラマを少しでもより良いものにできるのか、考える時間を沢山いただきましたが、プロデューサーの村瀬さんと出会い、生方さんの生み出す脚本に出会っていくうちに、深く、確かにこの物語に魅了されていくのを感じました。

――台本を読んだ感想は?

親子とは何なのか、過去と今と未来と共に生きながら、人が人を想(おも)うとはどういうことなのか。この壮大なテーマに、丁寧に心を込めて向き合い、ダイナミックに挑むこの脚本に大きな感銘を受けました。さまざまな愛の形があり、私たちがつながりの中で生きていることを思い出させてくれるような確かな物語でした。愛に答えはでませんが、愛とは何かを問い直すということに、この作品の大きな意味を感じています。

――津野役の印象、演じる上での意気込みを教えて下さい。

演じるうえで難しい役どころだと感じていますが、こういう人だ、こういう役割だと最後まで決めつけず、1クールという長い時間をかけて、津野という人に1つ1つ出会っていけたらなと思っています。

――視聴者へメッセージをお願いします。

たくさんの方に愛される作品になるように、この夏のみなさまの楽しみ、思い出深いドラマになるように頑張ります。

■村瀬健(プロデューサー/フジテレビ ドラマ・映画制作部)

素晴らしい役者さんが、『海のはじまり』に参加して下さります。それも、まさかの池松壮亮さんです。正直、池松さんを地上波連ドラにお迎えできるとは思っていませんでした。今回、どうしても池松さんに演じていただきたい役があったので、難しいことは承知の上でお声がけをさせていただきました。脚本をお読みいただき、ご本人にお会いしてこの作品に込める想(おも)いと池松さんでなければならない理由を伝えさせていただいたところ、お引き受けいただけるとのお返事をいただき、その場で飛び上がりそうになりました。

池松さんのお芝居のすごさに関しては、説明するまでもないと思います。悦(よろこ)びや悲しみ、優しさや強さといった感情はもちろんのこと、この世の正義も悪も、怒りも赦(ゆる)しも、そのすべてを何気ない表情やちょっとした仕草で表現されるすごい方だとずっと思っていました。感情を内側から表現するというか、心の奥にある隠された別の感情みたいなものを感じさせてくれる、言葉にできないすごい芝居をする方だとずっと思っていました。その池松さんのお芝居を、僕自身が連ドラで見たいと思ったのです。

10時間という長い時間をかけて人の心の移ろいを描けるのが連続ドラマの強みだと僕は思っています。このドラマで池松さんに演じていただく津野は、夏と別れた後、1人で海を育てていた水季のそばにいて、彼女にそっと寄り添っていた人物です。そのことを夏は全く知りません。水季の死をきっかけにして突如現れた夏に対して、津野は何を思うのか。そこから動きはじめる津野の感情、微妙に揺れ動いていく心を、池松さんにしかできない表現方法で演じていただけることを、僕自身が誰よりも楽しみにしています。
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