関東 今夜は天気急変に注意 この先の天気は?暑さは?梅雨入りどうなる?

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2024年06月04日 17:42  日本気象協会

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日本気象協会

関東 今夜は天気急変に注意 この先の天気は?暑さは?梅雨入りどうなる?

関東は今夜にかけて、局地的な激しい雨や雷雨に注意。明日5日(水)は、大気の状態は安定し、週末にかけて大体晴れ。その先の天気は?暑さは?梅雨入りはどうなる?



●今夜(4日) 局地的な激しい雨や雷雨に注意


週末から、本州付近にはこの時期としては強い寒気が流れ込み、大気の不安定な状態が続いています。昨日3日(月)は、関東甲信を中心に大雷雨となり、帰宅時間帯は東京都内でも羽田空港や世田谷区などで1時間に30ミリ以上の激しい雨が降り、一時、大雨警報が発表されました。

「雷三日」といわれ、「雷が鳴る日は、3日くらい続くことが多い」という意味です。昨日3日(月)のような大雷雨にはなりませんが、今夜(4日)にかけて、局地的な激しい雨や雷雨に注意が必要です。

すでに山梨や静岡、群馬など関東北部、箱根など西部の山沿いを中心に、雨雲や雷雲が発達しています。1時間雨量は、山梨県山中湖村29.0ミリ(〜14:40)と土砂降りの雨。群馬県桐生市黒保根19.0ミリ(〜15:00)、静岡県浜松市春野・静岡県富士宮市で13.0ミリ(〜16:40)など、ザーザー降りとなり、一部の地域で落雷により停電が発生しています。

今夜(4日)は、山沿いで発生した雨雲や雷雲が、東京都心など都市部にも流れ込む可能性があります。晴れている所も、急な激しい雨や雷雨、竜巻などの突風、雹(ひょう)に注意が必要です。


●明日5日(水)〜今週末は晴れ 関東甲信の梅雨入りどうなる?


明日5日(水)は、上空の寒気は抜け、本州付近は高気圧に覆われる見込みです。関東地方は、安定した晴天となるでしょう。夏日(最高気温25℃以上)続出となりますが、空気が乾いてカラッとした暑さとなりそうです。絶好の洗濯日和となりそうです。

今週末にかけて、梅雨前線は沖縄の南まで南下するため、関東地方は晴れる日が多いでしょう。関東甲信地方の梅雨入りの平年は、6月7日ごろ。今週末にかけては、梅雨前線の北上はなく、天気マークも晴れる日が多いため、梅雨入りは平年より遅れる見込みです。9日(日)になると、西日本に前線がのびてきて、10日(月)〜11日(火)は、本州の南岸に前線が停滞する見込みです。ここが梅雨入りのひとつのタイミングとなりそうです。日本気象協会の予想では、関東甲信の梅雨入りは6月中旬となっています。


●来週 蒸し暑さアップ 暑さに備えて暑熱順化を


来週は、雲が広がりやすく、雨の降る日もあるでしょう。前線の動向によっては、雨マークが増える可能性があります。また、湿度が高く、かなり蒸し暑くなりそうです。ここ数日は、朝晩を中心にヒンヤリする日もあったため、身体にこたえる蒸し暑さとなりそうです。

先月5月は、東京都心で10日連続で夏日となり、5月として過去最長記録となりました(5月30日までの10日間)。また、5月24日には群馬県桐生市で最高気温34.1℃と、今年全国1位の暑さとなりました(6月4日15時まで)。

一旦、暑さに慣れ暑熱順化(暑さに負けない身体作り)ができても、数日暑さから遠ざかると効果はなくなってしまいます。来週の蒸し暑さが戻るまでに、暑熱順化をしておきましょう。


●暑熱順化をするために日常生活でできること


暑熱順化には、体を暑さに慣れさせることが重要です。個人差もありますが、暑熱順化には数日から2週間程度かかります。暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始めましょう。
暑熱順化のための動きや活動には、次のようなものがあります。

・ウォーキングやジョギング
帰宅時にひと駅分歩く、外出時にできるだけ階段を使用するなど、少し汗をかくような動きをしましょう。目安としては、ウォーキングの場合の時間は1回30分、ジョギングの場合の時間は1回15分、頻度は週5日程度です。

・サイクリング
通勤や買い物など、日常の中で取り入れやすいのがサイクリングです。目安とし
ては、時間は1回30分、頻度は週3回程度です。

・筋トレやストレッチ
室内では、筋トレやストレッチなどで軽く汗をかくことができます。ただ、室内
の温度や湿度には十分注意して、暑くなりすぎたり、水分や塩分が不足したりし
ないようにしましょう。目安としては、時間は1回30分、頻度は週5回〜毎日
程度です。

・入浴
シャワーのみで済ませず、湯舟にお湯をはって入浴しましょう。入浴の前後に
は十分な水分と適度な塩分を補給し、入浴して適度に汗をかくとよさそうです。
目安としては、入浴の頻度は2日に1回程度です。

暑熱順化ができても、数日暑さから遠ざかると効果はなくなってしまいます。自分が暑熱順化できているかを意識し、まだ暑熱順化できていないときには、こまめな水分補給や涼しい場所での休憩などで熱中症を予防しましょう。


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