キマグレン、再結成 解散から9年ぶりの「ただいま」

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2024年06月04日 19:00  ORICON NEWS

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2015年の解散から9年ぶりの再結成を発表したキマグレン
 2015年7月に解散した音楽ユニット・キマグレンが4日、再結成を発表した。

【写真】2015年のキマグレン解散ライブ

 キマグレンは神奈川・逗子育ちの幼なじみだったISEKI(Vo&Gt)とクレイ勇輝(Vo&Rap)の2人組。2005年に逗子海岸で海の家ライブハウス(現「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」)を立ち上げる中で結成し、08年2月にメジャーデビュー。2ndシングル「LIFE」がヒットし、同年末の『NHK紅白歌合戦』に初出場した。

 結成10周年を迎えた2015年7月18・19日に開催した『『キマグレン FINAL CONCERT 2015 〜LAST SUMMER DAYS〜』を最後に、ソロ活動やプロデュース業など、それぞれ次のステップへ向かうために解散。2019年8月2日に、15周年を記念したデジタルアルバム『キマグレン-BEST OF SUMMER』をリリースし、同日に2008年以来11年ぶりとなるテレビ朝日系『ミュージックステーション』で一夜限りの“復活”を果たしていた。

 今回の再結成は、キマグレンの復活を願っていたクレイ勇輝の母の死と、周囲からの後押しが決め手となった。再結成とともに、9月1日に神奈川・鎌倉の材木座でワンマンライブを行うことも発表した。開催場所の詳細は7月17日に明かされる。

■クレイ勇輝コメント
解散して9年、気づけば活動してた期間と、解散してからの時間が同じぐらいになってるね。当時の小学生はもう成人してたり、高校生だった子が世帯を持ってたり、身近な人が変わらずそばにいて、節々に年を感じたり、逆にずっとそばにいた身近だった人が今はもういなくなってたり、疎遠だった人と出会い直したり…。
そりゃ9年という時間があれば、いろいろあるよね。

キマグレンの活動の後半は自分的に辛いことも多くて、追い詰められていました。「LIFE」の歌詞じゃないけど、本当は言いたくないことも言わないといけなくなってたり、自分が間違ってるって分かっていても突っ張らないといけない瞬間が増えて、自分が誰なのか?よくわからなくなっていた。

解散してからは音楽を楽しむことだけを考えて、仲間たちにも恵まれて、音楽を嫌いにならずに、続けることができた。その仲間たちや変わらずにライブを見に来てくれたみんなには感謝しかない。本当にありがとう。

キマグレンのときも、解散後も変わらずライブに足を運んでくれていた母親は、あーでもないこーでもないと意見を言ってくるものの、よくある母親と子供の距離感で「はい、はい」と聞き流してばかり。今思うと、もう少し優しくしてたらなと後悔してます。

昨年の7月15日に名古屋でライブがあって、わざわざ母親が名古屋まで見に来ると言い出した。ちょっと違和感はありつつも、ライブに来るのが好きだからなと…そんなに気にも留めてなかったけど、ライブ後に珍しく楽屋に顔出したいとLINEが来て、「忙しいから、帰ってからでいいしょ」と断った。楽屋の机の上に置かれた焼き菓子と、「ゆうき、誕生日おめでとう!」の手書きのメモ。母親らしい。

名古屋から帰って母親の体調が悪いことを知らされて、考える間もなく…帰らぬ人となった。言い足りない言葉や、伝えきれない想いや、優しくできなかった後悔はきりがないくらいあるけど、どう消化していいか分からないから、常々「またキマグレン見たいな」っと言っていた、母親の願いを叶えるために、井関に電話をした。

9年、長いような短いような…。そんな時間を埋めるかのようにたくさん話して、ひとまずライブをやろう!キマグレンだからこそできる場所や、意味がある日にやりたいよね?っと話した結果が9月1日、僕ら流の、夏が終わる日。そんな場所からまたはじめてみてもいいかな。

ただいま。
クレイ勇輝

■ISEKIコメント
どうもお久しぶりです。キマグレンISEKIです。
9年という歳月が経ちキマグレンをまたやりたいという想いが二人の中に生まれ
その気持ちに素直に従ってまた二人で歩いていくことにしました。それぞれの旅で得た知識と経験という道具を携えて。

これから先どんな道になるかは分からないけれど 自分たちのペースで僕ららしく楽しみたいと思います

またよろしくね
いつもありがとう
ISEKI

■『キマグレン -再会と再開-』日程
9月1日 神奈川・鎌倉材木座某所(※7月17日発表)
15:00開場 16:00開演
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