【函館SS展望】サマースプリントシリーズ開幕戦、近年は時計が出て前有利に

0

2024年06月05日 06:00  netkeiba

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

netkeiba

函館SSに出走予定のアサカラキング(撮影:小金井邦祥)
 夏競馬の開幕を告げる短距離重賞で、サマースプリントシリーズの初戦にも位置づけられる一戦。小回りコースに多頭数がひしめくため、不利に泣く馬がしばしば現れるレースでもあり、波乱は珍しくない。

1.先行力はあるか

 以前は時計が掛かるレースとしてお馴染みだったが、近年は1分7秒台で決着することが普通になっており前が止まらない。速い時計がマークされるようになった16年以降の8回で連対した16頭中、13頭は4角5番手以内。昨年は前半3ハロンが33.0秒と速くなった分キミワクイーンが差し届いたが、それでも2・3着は好位からの競馬だった。

2.距離短縮が優勢

 過去10回で、距離短縮組は[4-4-6-38]で複勝率26.9%なのに対し、前走も1200mだった馬は[5-5-4-66]で複勝率17.5%。時計が速くなったと言っても、洋芝のため開幕週でも相応のパワーやスタミナが要求され、距離短縮組が幅を利かせやすい。

3.軸は若い馬

 過去10回で、3歳馬は複勝率36.8%、4歳馬も複勝率34.6%あるのに対し、5歳馬は複勝率15.6%、6歳馬は10.3%、7歳以上馬は14.8%。軸は若い馬から選ぶのが良さそう。

 アサカラキングは阪急杯でウインマーベルに僅差の2着。続くモルガナイトSでは逃げて後続を完封。力を付けている。開幕週で先行脚質が生き、勢いのある充実の4歳。ここは相手が強化されるが、重賞初制覇の確率は高いだろう。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定