共通テスト追試は1週間後=出欠状況、月経痛への配慮求める―文科省

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2024年06月05日 16:31  時事通信社

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時事通信社

 文部科学省は5日、来年1月に実施される大学入学共通テストの追試について、本試験の1週間後に実施すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大以降は2週間後としていたが、感染法上の位置付けが「5類」に移行したことを受け、拡大以前に戻す。

 各大学などに通知した「大学入学者選抜実施要項」によると、来年の共通テストは1月18、19日に本試験、同25、26日に東西2会場で追試が行われる。

 不正対策はこれまでと同じく「大学の判断で、警察に被害届を提出する場合があることを周知する」などとした。入試を巡る不正では、早稲田大(東京都新宿区)一般入試の試験問題をSNSに流出させた疑いで警視庁が今年5月、男子受験生を書類送検したが、文科省担当者は「捜査状況を見て、必要があれば対応する」としている。

 実施要項には、合否判定や推薦要件に志願者の出欠状況を加味する場合、健康上やむを得ない理由があれば配慮することも明示。例として、月経痛や新型コロナの後遺症による欠席を挙げた。月経痛が要項で取り上げられたのは初という。 
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