飛躍の一年過ごすも…16歳の“神童”ヤマル、バルセロナの無冠に落胆「一貫性が欠けていた」

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2024年06月05日 17:51  サッカーキング

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バルセロナで飛躍の1年を過ごしたヤマル [写真]=Getty Images
 バルセロナに所属するスペイン代表FWラミン・ヤマルが2023−24シーズンを振り返った。4日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。

 2007年7月13日生まれで現在16歳のヤマルは、6歳でバルセロナの下部組織に入団。“ラ・マシア”きっての逸材として注目を集めると、今年4月にクラブ史上最年少となる「15歳と290日」でトップチームデビューを飾った。迎えた2023−24シーズンは右ウイング(WG)の主軸として公式戦通算50試合に出場し、7ゴール10アシストをマーク。また、昨年9月にはスペイン代表史上最年少の「16歳と57日」で国際Aマッチデビューを飾り、初ゴールを記録した。

 正に飛躍の一年を過ごしたヤマルだが、所属するバルセロナにとっては不本意なシーズンに。ラ・リーガでは“宿敵”レアル・マドリードに「10」ポイント差を付けられ連覇を逃すと、チャンピオンズリーグ(CL)とコパ・デル・レイ(国王杯)では準々決勝で敗退。スーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝ではレアル・マドリードに1−4の惨敗を喫し、無冠でシーズンを終えた。

 ヤマルはトップチームデビュー当時の心境を「言葉にできないような感情だったし、とても特別な瞬間だったよ。最初に思ったのは、フィールドとスタンドから見る景色は全てが異なるということだ。そこからの一歩一歩はまるで夢のようで、とても美しいものだったよ」と明かしつつ、クラブとして期待した結果を得られなかった2023−24シーズンを次のように振り返っている。

「最初は大きな期待を抱いていたんだ。なぜなら、バルセロナがタイトルを獲得できずにシーズンを終えるのは珍しいことだからね。特にラ・リーガにおいて、僕たちは浮き沈みが激しかったと思っているよ。そして一貫性を保つことができなかった。ラ・リーガやCL、コパ・デル・レイ、スーペルコパ・デ・エスパーニャで優勝するためには一貫性が必要だが、それが僕たちに欠けていたものだと思う。何も勝ち取れていないという事実が、僕の中で評価を下げているよ」

 クラブでは望んだような結果を得られなかったヤマルだが、今月にはスペイン代表として臨むEURO2024が開幕する。4年に一度の祭典に向けては「僕たちのチームはとても若く、多くの選手にとって初めのEUROなのでとても興奮しているよ。チームと共にプレーし全力を尽くしたいと思っている。そして優勝したいね」と意気込みを示した。

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