チェルシー、今夏はルカクのレンタルは認めず…完全移籍での売却を希望

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2024年06月06日 10:04  サッカーキング

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去就に注目が集まっているルカク [写真]=Getty Images
 チェルシーは、今夏の移籍市場でベルギー代表FWロメル・ルカクの完全売却のみを受け付けているようだ。5日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 現在31歳のルカクは、2021年8月に当時のチェルシー史上最高額となる移籍金1億1500万ユーロ(約195億円)でインテルからチェルシーに完全移籍。2021−22シーズンは公式戦44試合の出場で15ゴール2アシストを記録したものの、パフォーマンスやクラブへの忠誠心に対する批判が集まり、トーマス・トゥヘル元監督の下で絶対的なレギュラーとしては起用されなかった。

 すると、ルカクはわずか1年で古巣への復帰を希望。チェルシーもその要望に応じ、2022年7月に1年間の期限付き移籍でインテルに復帰した。公式戦37試合の出場で14ゴール7アシストを記録して、昨夏にチェルシーに戻ったものの、本人が再び退団を希望したほか、クラブも“高給取り”の放出を望んでいたことから、トップチームの練習には参加しなかった。

 その後、クラブ間ではアル・ヒラルと移籍金4000万ポンド(約80億円)で完全売却に至っていたものの、ルカクが移籍を拒否したことで交渉は破談に。他クラブとは完全売却で合意に達することができず、最終的には移籍市場閉幕間際にローマに1年間のレンタル移籍となり、今シーズンは公式戦47試合出場で21ゴール4アシストを記録した。

 再びレンタル移籍期間の満了を迎えるルカクだが、チェルシーとしてはルカクを構想には含めておらず、今夏も再びクラブを離れることが濃厚視されている。しかし、今夏は昨夏とは違い、レンタル移籍を認めるつもりはなく、完全移籍での売却を望んでいるという。

 なお、正式な契約解除条項かは明らかになっていないが、一部では昨夏にローマにレンタル移籍した際にすでにルカクの売却金額を設定しており、今夏も同様の3700万ポンド(約74億円)ほどの移籍金を要求していることが報じられている。

 すでにローマやミランから興味が示されている一方、要求額は支払えないため、交渉は難航することが予想されている。また、アントニオ・コンテ新監督が就任したナポリもルカクの獲得に関心を示しているものの、移籍金を捻出できるかは明らかになっておらず、今後の動向には注目が集まりそうだ。

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  • EUROで結果出すしかないぞ、ルカクさん…
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