『虎に翼』配給食糧でまかなう花岡の弁当、「再現度」に驚きの声 「見事」「細部に神が宿っている」

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2024年06月06日 20:20  Sirabee

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(©ニュースサイトしらべぇ)

6日に放送された伊藤沙莉主演のNHK連続テレビ小説『虎に翼』で、岩田剛典演じる花岡が食べていた弁当の中身がXで話題に。その“再現度”に驚きの声があがっている。

 

■食糧管理法違反事件を担当

司法省で働き始めた寅子(伊藤)は、佐賀から東京に戻っていた花岡と再会。以前一緒に昼食を食べていた公園のベンチで、並んで弁当を食べる。

花岡が、東京地裁の経済事犯専任判事として食糧管理法違反の事件を担当していることを明かすと、寅子は自分の弁当が闇市で買った米を使っていることに気まずさを覚えて思わずふたを閉める。花岡は「猪爪を告発したりしないよ。生きるために必要なことだ」と話す。

花岡は桂場(松山ケンイチ)の元を訪れ、「人としての正しさと、司法としての正しさがここまで乖離していくとは思いもしませんでした」と苦悩を吐露した。

 

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■配給食糧のみの弁当は…

この当時、食糧は国の統制下にあり、勝手に取引をする闇市は処罰の対象に。しかし、食糧が不足する中で、多くの人は闇市を利用して食糧を入手していた。

寅子の弁当が白米に卵焼き、漬物のおかずを入れているのに対し、花岡の弁当は小さなおにぎり1つと芋が一切れのみで、配給食糧のみで食事をまかなっていることをうかがわせた。

劇中の花岡の弁当をよく見ると、おにぎりは寅子の弁当のような白米ではなく、小さく砕けた“くず米”と麦を混ぜたものであることが分かる。

当時、食糧管理制度によって主要な食糧は国が直接管理。供出制度によって買い上げていたが、戦後の食糧不足で、くず米、麦、雑穀といった代替供出を認めていた。

 

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■「見事というほかない」「雄弁さにやられる」

花岡の弁当が画面に映っていたのは、時間にするとわずかだが、Xでは「麦で増量するのは当然としても、よく見ると小さく欠けたくず米を再現してるのは見事というほかない」「花岡さんのお弁当の中身もくず米が再現されてて『細部に神が宿っている』と思いました」と驚く声が。

さらに、「寅ちゃんのお弁当は闇の白米で、花岡のお弁当は麦とくず米のおにぎりだったのか…そっか」「弁当の雄弁さにやられる。ヤミ市を取り締まる花岡の弁当箱のなかはスカスカで持ち歩いているうちに少量のくず米が揺すられて変なおにぎり化したようだ」「花岡が持っていたお弁当のくず米にしても、一つ一つの間の取り方も、描くところはとことん丁寧に、観ている人の想像力を信頼して作っている」といったコメントもみられた。

・合わせて読みたい→『虎に翼』岩田剛典“花岡”が伊藤沙莉“寅子”にかけた言葉、真意は… 花束の色にも憶測飛び交う

(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)

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