F1シート獲得を切望するローソン。ホーナーやマルコらと話し合いを行うも、将来については「見当がつかない」と明かす

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2024年06月07日 17:00  AUTOSPORT web

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2024年F1第8戦モナコGP リアム・ローソン(RB リザーブドライバー)
 リアム・ローソンの名前は2025年のF1ドライバー市場に関する議論にほとんど登場していないが、ローソンは自身の将来について何か行動を起こす前に、レッドブルがRBの来年のラインアップについて決定を下すのを待たなければならない。

 レッドブルがローソンに2025年のフルタイムのシートをオファーできない場合、彼はフリーエージェントになるだろうと広く考えられている。しかし、まだ空いているシートのほとんどは今後数週間で埋まる可能性が高いため、レッドブルがサマーブレイク後に決定を下した場合、ローソンは非常に難しい立場に立たされるかもしれない。

 ポッドキャストで自身の将来について語ったローソンは、次のように認めた。

「見当がつかない。今はあらゆることが変化していて、多くのドライバーが動いている。現時点では、自分がそのなかのどこに当てはまるのか、そもそも入り込むところがあるのかも分からない。それが、現在僕が毎日取り組んでいることだ」

 しかし彼は希望を非常に明確にしており、そのことを隠さない。

「F1でレッドブルに加わりたい。彼らは現時点で最強のチームだ。僕は彼らの下で6年目を迎えている。もし僕が選べるのなら、レッドブルに行きたい。でももちろん、そこにシートがない場合も僕の目標はF1だ。だから、どこに行くこともあり得る」

 ローソンは、レッドブルが自身の将来についてどのような決断を下すのか明確に把握するためにクリスチャン・ホーナー代表やモータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコと話し合いを行っている。

「そのことについてはいつも話し合っている」

「F1では毎週何かが変わる。あらゆることがとても早く変化していて、週末ごとに状況は大きく異なる。多くの話し合いがあり、対応が行われる。僕は常に自分の将来に向けて、チーム内での立ち位置を見つけようと努めているが、絶えず変化している」

 また、ローソンは自身の意見を明確にし、次のように締めくくった。

「誰かが怪我をしたからという理由でF1に参戦したくない。僕がF1に参戦したいのは、チームがフルタイムで僕を起用することを選ぶからだ」

 ローソンは、セルジオ・ペレス、カルロス・サインツ、角田裕毅を含む他の多くのドライバーと同様に、自身がホーナーとオーストリア側経営陣の勢力争いにおける駒にすぎないと感じている。ペレスは、ホーナーが関与するスキャンダルでチーム代表の味方をしたので、彼から大きなサポートを受けているが、サインツ、角田、ローソンは、現在ホーナーに押し切られているマルコの支持を得ている。サインツが角田と同様に、レッドブルのふたり目のドライバー候補から外されたのは、これが理由のひとつだ。

 また、角田も何らかの動きを取る前に、レッドブルが2025年も彼を保持するオプションを有効にするのかという疑問を解決しなければならないが、現在の調子ならホーナーでさえ、彼をどこか他のチームに移籍させることはしないだろう。RBのふたつ目のシートに関してホーナーは引き続きリカルドを支持しているので、彼がグランプリレースにおいてリカルドの時代が終わったことを最終的に認め、2025年にローソンを彼と交代させない限り、ローソンが来年F1に残る可能性は非常に低いと思われる。

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