【函館SS予想】初夏到来を告げる電撃戦 快足自慢が北の大地に集結

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2024年06月09日 06:35  netkeiba

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函館SSに出走予定のサトノレーヴ(撮影:下野雄規)
 サマースプリントシリーズの第1戦。3歳以上の快足自慢が顔を揃える1戦で、以前は斤量に恵まれる3歳馬が有利にレースを運んでいたが、昨年からルール改正が行われている。函館競馬場の芝1200mコースは2角ポケットからスタートしてのワンターン。3角までは緩やかな上り坂で4角にかけて下り、最後の直線は平坦。瞬発力というよりも長く良い脚を使えるタイプが有利にレースを運べる印象だ。

 ◎サトノレーヴは春雷S優勝馬で、芝1200mは[4-1-0-0]。この中には函館競馬場を舞台にした2戦も含まれている。3歳4月と遅いデビューで、その後もなかなか順調に使い込めず、5歳にして今回が8戦目と浅いキャリアだが、スプリンターとしての実績を積み重ねつつある。前々走の阪急杯は10か月の休み明けだったことに加え、予定していたオーシャンSは出走が叶いそうになかったために1週前倒しで挑み4着。適距離に戻った前走はしっかりと結果を残した。ここは重賞初勝利のチャンスだ。

 〇ゾンニッヒは昨年の青函S優勝馬。しぶとく伸ばす末脚が武器だが、特殊な馬場状態で行われたキーンランドCは参考外。今年に入って淀短距離S3着、北九州短距離S2着とオープンで差のない競馬を続けてきた。前走のモルガナイトSは外枠で上手く流れに乗れずに2番人気に応えることができなかったが、最後差を詰めてきた内容は悪くはなかった。あの1戦だけで見限るわけにもいかない。

 ▲ジャスティンスカイは鞍馬S優勝馬。3歳春はクラシック路線を歩もうとした馬だが、同年秋はマイル戦で3連勝。オープンに入ってからやや頭打ちのようなレースを続けていたが、さらに距離を縮めた前走は上手く流れにも乗ってあっさりと突き抜けた。函館競馬場は2歳夏の新馬戦で経験しており、初勝利は札幌競馬場。洋芝を苦にすることはなさそうだ。

 △ビッグシーザーは淀短距離S優勝馬で、オーシャンS2着。高松宮記念は決して得意とは言えない馬場で真っ向勝負を挑んだが0.9秒差7着。それでも内容的には悪いものではなく、今回のメンバーなら上位争いが期待できる。

 芝1600m以下では[4-1-0-0]の△アサカラキング、先行力のある△カルネアサーダと決め手のある△サウザンサニーも侮れない。

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