退任のアギーレ監督、マジョルカを批判「面と向かって言ってほしい。新指揮官の噂はクラブがリークした」

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2024年06月09日 16:02  サッカーキング

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国王杯準優勝に導いたが退任するアギーレ監督 [写真]=Getty Images
 2023−24シーズン限りでマジョルカの指揮官を退任するハビエル・アギーレ監督が、同クラブとのコミュニケーションに問題があったことを暴露した。8日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えた。

 現在65歳のアギーレ監督は、オサスナやアトレティコ・マドリードなど母国メキシコ、ラ・リーガの複数クラブで監督を歴任し、2014年7月から2015年2月にかけては日本代表も指揮。2022年3月、当時MF久保建英が所属していたマジョルカの監督に就任すると、降格圏から脱出して見事残留に導いた。

 就任2シーズン目の昨季はラ・リーガで9位フィニッシュ。3年目の今季はリーグ戦で残留争いに巻き込まれた一方、21年ぶりとなるコパ・デル・レイ(国王杯)決勝進出を果たし、アスレティック・ビルバオとの激闘の末に準優勝を達成した。しかし、マジョルカとの契約延長は行われず、先日にシーズン終了後の退任が発表されていた。

 そんななか、メキシコメディア『カリエンテTV』のインタビューに応じたアギーレ監督は、マジョルカからの退任について、次のようにコメント。マジョルカが遠回しな方法で自身に契約満了を告げたと主張し、同クラブを批判した。

「私はもう年寄りだ。(マヌエル・)ペレグリーニや(カルロ・)アンチェロッティ、私たちの世代はどんどん減っている。今は若く、ハンサムで、スリムで、コンピュータやプログラムが得意な“チャボ”(若者)がたくさんおり、私たちは時代遅れになりつつある。私たちの知恵が役に立つこともあるが、彼らが若い人を好むこともある。まあ、そんな話はどうでもいいんだが、(契約を更新しないと決めたなら)面と向かって言ってほしいんだ。『ハビエル、3シーズンもやったんだから、もう十分だよ。ありがとう』ってね」

「1カ月前、コパ・デル・レイ決勝の後から、新聞に『マジョルカの将来の監督』の名前が載るようになり始めた。それは記者たちの情報ではなく、クラブからのリークだ」

「私は自分の経験をもとに、彼らが私と契約延長しないであろうこと、このような結末になることを理解した。私は自分の仕事に専念し、1部残留を達成させたんだ」

 なお、マジョルカの新監督候補には、今季限りでオサスナの指揮官を退任するハゴバ・アラサテ氏の名前などが挙がっている。

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