2024年F1第9戦カナダGP シャルル・ルクレール(フェラーリ) 2024年F1カナダGPの予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは11番手、カルロス・サインツは12番手と、2台揃ってQ2落ちを喫した。
フェラーリは「Q1でシャルルとカルロスは、グリップ不足を訴え、タイヤを適切な作動温度まで上げることがなかなかできずに苦しんだ」と述べている。
「ふたりはソフトタイヤの最初のセットで複数の計測ラップを走ろうとしたが、新品ソフトをもう1セット投入する必要があることが明らかになった。このタイヤを使って1回の計測ラップでQ2に進むことができた」
「Q2序盤、雨のリスクがあったため、ふたりは新品ソフトタイヤで出ていったが、Q3進出に十分なタイムを記録することができなかった。そのためチームは、Q1で1回のランを走ったソフトタイヤに戻すことを決めた。その時点で、それがベストのタイヤだったからだ。シャルルとカルロスは、このタイヤでタイムを更新することができたが、わずか千分の数秒の差でQ3進出を逃した」
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 10番手(1分13秒349:ソフトタイヤ/28周)
予選 11番手(Q1=11番手1分13秒107:ソフトタイヤ/Q2=11番手1分12秒691:ソフトタイヤ)
予選セッションとFP3について見直す必要がある。必要なレベルに達していなかったからね。
決勝ではタイヤマネジンメントが大きな役割を果たすことになるだろう。それに集中し、明日、ポジションを上げるためにプッシュする。複雑な天候になれば、チャンスが訪れる可能性がある。それを最大限活用するための準備をしなければならない。
(予選後、『F1 TV』に語り)とにかく遅かった。一日中遅かったんだ。FP3ではセンサーの問題があったし、その後、マシンの管理もセッションの管理もベストではなかったと思う。全体的にタフなセッションだった。
最大の問題はペースだ。今の僕たちは、ドライコンディションでは遅い。なぜだか理解できない。モナコではペースの面で素晴らしい週末を過ごしたのに、今回は低迷している。ちょっと変な感じだよね。調べる必要がある。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 12番手(1分13秒570:ソフトタイヤ/33周)
予選 12番手(Q1=8番手1分13秒038:ソフトタイヤ/Q2=12番手1分12秒728:ソフトタイヤ)
僕たちにとって厳しい土曜日だった。グリップに問題を抱え、タイヤを適切に機能させることができなかった。Q2最後のラップではあらゆることを試したが、残念ながら最終コーナーをうまくまとめることができず、Q3に進むチャンスをそこで失った。
明日に向けて前向きに考えている。たくさんのポイントを持ち帰ることができると思っているからね。そのために全力を尽くすよ。