三冠牝馬リバティアイランドに“唯一土を付けた牝馬” マーメイドSで復活の狼煙を上げるか

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2024年06月10日 18:45  netkeiba

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重賞2勝目を目指すラヴェル(22年10月撮影、ユーザー提供:ナオンタスさん)
 一昨年のアルテミスSを制したラヴェル(牝4、栗東・矢作芳人厩舎)が、マーメイドステークス(3歳上牝・GIII・芝2000m)で復活の重賞2勝目を狙う。

 ラヴェルは父キタサンブラック、母サンブルエミューズ、母の父ダイワメジャーの血統。半姉のナミュールは昨年のマイルCSの覇者。叔母のマルシュロレーヌは21年のBCディスタフ、叔父のバーデンヴァイラーは一昨年のマーキュリーCと昨年の佐賀記念を制している。97年の桜花賞を制した曾祖母キョウエイマーチを祖とする名牝系の出身だ。

 ここまで9戦2勝。一昨年のアルテミスSでは後に牝馬3冠を制するリバティアイランドを破り、重賞初制覇を果たした。現時点でただ1頭、リバティアイランドに先着した牝馬でもある。しかし、その後は7戦連続で4着以下。ただ、今年2戦は京都記念が0秒5差の5着、中山牝馬Sが0秒6差の11着だから、大きく負けているわけではない。復調の兆しあり、と言えるだろう。

 このまま早熟馬と言われて終わるわけにはいかない。ここは何が何でも意地を見せたい一戦となる。

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