前日のレース1では、5コーナーのブレーキングでナカリン・アティラプワパ(Honda Asia-Dream Racing with Astemo)と接触し転倒はしなかったもののマシンがダメージを受けリタイアを余儀なくされた。チームは夜遅くまでマシンの修復作業を行ったが、実際に走らせてみないと分からなかった。
レース2が始まると、ポールポジションから、ややスタートで出遅れた國井は、ホールショットこそレース1のウイナー西村硝(TKKR BMW Racing Team)に奪われるが、2コーナーへのアプローチでインにすべり混むとトップに浮上。そこからは、自分のペースで走ることを心掛けたという國井がレースをリードしていく。
2位にはドゥカティを駆るハフィス・シャーリン(JDT RACING TEAM)が単独でゴール。レース終盤にし烈なバトルとなった3位争いは、ナカリンが制し、2レース連続で表彰台に上がった。南本宗一郎(YAMAHA TEKHNE Racing Team ASEAN)は、この集団の後方となる7位でゴールしている。
AP250クラスは、レース2も大集団のトップ争いが繰り広げられた。この中に日本人ライダーの4人も加わっていたが横江竜司(Team TEC2 & MOTOTEC-R4 & YSS)はマシントラブルでリタイアとなってしまう。その後、トップ争いは、ムハマド・キアンドラ・ラマディパ(ASTRA HONDA RACING TEAM)、ヘルジュン・アトナ・フィルダウス(ASTRA HONDA RACING TEAM)のアストラホンダコンビと荻原羚大(SANWA RACING TEAM)、伊達悠太(VICTOR RACING Team)に絞られる。