旧統一教会、財産目録など提出=「指定宗教法人」で初報告―文科省
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2024年06月11日 07:31 時事通信社
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世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が10日までに、文部科学省に1〜3月分の財産目録などを提出したことが分かった。同教団は財産監視の強化対象「指定宗教法人」となっており、今回は四半期ごとに課された報告の初回となった。
文科省は昨年10月、同教団への解散命令を東京地裁に請求。宗教法人の財産が解散命令決定前に流出するのを防ぐため、同12月には特例法が成立した。文科省は今年3月、同法に基づき教団を指定宗教法人に指定した。
関係者によると、提出は今月7日。財産目録のほか、収支計算書と貸借対照表が報告された。
特例法は財産隠匿や散逸の恐れがあれば、被害者が財産目録などを閲覧できる「特別指定宗教法人」に指定できるとも定めている。同省は、現状では要件に該当する情報はないとしつつ、今回提出された財産目録などを精査するとしている。
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