15〜16日 西・東日本の太平洋側ほど大雨の恐れ 梅雨入り早ければ土曜の可能性も

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2024年06月11日 17:14  日本気象協会

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日本気象協会

15〜16日 西・東日本の太平洋側ほど大雨の恐れ 梅雨入り早ければ土曜の可能性も

14日(金)にかけて梅雨前線の北上はなく、広く晴れて厳しい暑さに注意。今週末は西から梅雨前線が北上傾向に。15日(土)から16日(日)は、西日本から東日本の太平洋側で大雨となる恐れも。平年より遅れている今年の梅雨入りは、早ければ今週15日(土)となる可能性もあります。



●なかなか北上しない梅雨前線 15日(土)は西から北上傾向へ


今年の梅雨入りは、発表のあった沖縄、奄美、九州南部、四国のいずれも平年より遅い梅雨入りとなりました。
梅雨入りの平年日は関東甲信は6月7日頃とすでに過ぎており、北陸地方は今日6月11日頃、東北南部は明日6月12日頃で、そろそろ本州では梅雨入りする頃です。今年は太平洋高気圧の北への張り出しが弱く、梅雨前線の北上が遅れています。

この先の天気は梅雨前線の動きに左右されるでしょう。
14日(金)にかけて梅雨前線は本州の南に停滞する見込みです。本州付近は広い範囲で晴れて、厳しい暑さになるでしょう。夏日や真夏日が続出し、内陸部では35℃以上の猛暑日になる所もある見込みです。

15日(土)は、西から梅雨前線が北上するでしょう。その後、梅雨前線がやや北上したり、南下したりを繰り返しますが、この週末あたりから、これまでに比べて確実に、梅雨前線は本州に近づきそうです。


●15日(土)〜16日(日) 太平洋側を中心に大雨の可能性


15日(土)は、九州は朝から雨で活発な雨雲がかかり雨脚が強まりそうです。
中国、四国も昼前後は本降りの雨となるでしょう。午後は近畿や東海、北陸も次第に雨のエリアが広がり、関東も夕方には雨、東北も夜は雨雲がかかりそうです。太平洋側を中心にまとまった雨となる恐れがあります。
平年より遅れている今年の梅雨入りですが、防災上の観点を踏まえて、早くてこのタイミングで一斉に「梅雨入り」の可能性があるかもしれません。
まだ先の予報になるため、雨の降るタイミングなどは最新情報をご確認ください。

16日(日)は、近畿から関東の雨は明け方にはやんで、西から日差しが戻るでしょう。東北や北海道は午前中は雨で局地的に降り方が強まりそうです。
18日(火)以降は、再び西から雨の範囲が広がるでしょう。

梅雨入りのタイミングがなかなか難しいところですが、14日(金)までには、大雨の対策を行っておくと安心です。また、梅雨入り前の厳しい暑さに十分ご注意ください。


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