「小4娘のペンが盗まれた」同級生がペンを筆箱に入れるのを娘が目撃、担任「あとで返してね」→返してくれない「その場で返させるべき」批判殺到

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2024年06月12日 07:20  まいどなニュース

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小学4年生の娘さんのペンを学校で同級生に盗まれ、担任の対応がXで話題に((photoACより「FineGraphics」さん撮影、イメージ画像))

「小4娘のペンが盗まれた。
学校の中休み、娘がトイレから戻ってくると、隣の席のA君が娘の筆箱から赤ペンを取り出して、ペンに貼ってあった”お名前シール”を爪ではぎ取り自分の筆箱にしまったという。娘が慌ててA君を問い詰めるとA君は『これはお姉ちゃんからもらったもの』と平然と嘘をついたと言う」

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小学4年生の娘さんがペンを学校で同級生にとられたエピソードをXに投稿した、くりさん(@Crystallineazu1)。担任の先生の対応に疑問を投じ、話題になりました。

「娘が担任に伝えると、担任がAくんに対して『あなたのいつもの生活態度でわかります。あなたが盗ったんでしょ?』と言い、Aくんはあっさり『はい。僕が盗りました』と認めたらしい。すると担任は『ペンを”あとで”返してね』と指導したとの事。Aくんはそのまま娘にペンを返さずに下校した。

まずクラスの中で平然と窃盗が起きる事がおかしいし、担任の『”あとで”返してね』も首をかしげた。罪を認めたならば、担任の目の前ですぐにペンを返却させるのが筋だろう。例えペン一本と言っても保護者が稼いだお金で購入した物品。盗まれて良い訳がない。通報しても学校に警察が入るのは困難らしい。闇が深い」

くりさんによると、娘さんがトイレから教室に戻って来ると同級生Aくんがペンをとっているところを目撃。するとAくんは「これはお姉ちゃんからもらったもの」と嘘をつきましたが、担任に伝えるとAくんはペンをとってしまったことを認めたとのこと。しかし、担任は「ペンをあとで返してね」とAくんに注意しただけで、その場で娘さんに返すことなくそのままAくんは下校してしまったといいます。

担任は同級生に事実確認をすることなく「あなたが盗ったんでしょ?」と決めつけたが…

担任はAくんに事実確認をすることなく「あなたが盗ったんでしょ?」と決めつけた上、その場でペンをAくんから娘さんに返させ謝罪させるという一連の指導をしなかったことに、「その場で返還させるべき」「残念な先生」などと批判の声が相次いでいます。

「その場で、手から手に返して、『ごめんね』『いいよ、もうしないでね』のやり取りまで見守るのが教育かと思うのだけど、、、白目」
「教員です。ポストに出てくる担任はとても残念な先生ですね。A君へのアプローチが最初から犯人扱いというのもマズいし、おっしゃる通りに、その場で返却〜謝罪をさせA君へ個別指導もしていない。本来なら、親に学校へ来てもらうまでしないといけないと思います。すべて事なかれ主義で済まそうとする姿勢だと、また事件は起きますね。今回の件はまだ『未解決』のままですが…。現金の盗難などはたとえ教室内でも警察の介入可能なので、今後盗難がくり返され、学校が対応してくれない場合は最終手段としてありだと思います。まず学年主任か副校長へ相談してみるのはいかがですか?」
「お子さんの持ち物の所有が侵された訳ですからその場で返還させて それはやってはならないこと二度としないことを教えないとなりませんよね。学校生活をする上で守るべきルールですから」
「そもそもこう言う案件に対して、学校でガイドラインというか指導要綱みたいなの作ってないんですかね。何でもかんでも個々の教師の技量に任せてるからこんなことになるのではないかと?」

Aくんが娘さんのペンをとってしまった当時のことや担任の対応などについて、くりさんにお話を聞きました。

なぜ担任はペンを「あとで返してね」と指導したのか?

――Aくんはこれまで娘さんの物、あるいは他の子の私物をとってしまったことがあるのですか?

「今まで娘の私物がとられたことはないそうです。ただ、Aくんは筆箱を学校に持ってくるのを忘れることが多く、隣の席の娘に毎日のように『鉛筆を貸せ!』『消しゴムを貸せ!』と命令口調で貸すように強要していたことがわかりました。娘が断ると力ずくで娘の筆箱から鉛筆などを奪い取っていたこともわかりました。授業中の話です。

担任がこの現状を知っていたのか分かりませんが、特に指導をしていなかったようです。奪い取られた鉛筆などは、今までは使用後に返却されていたそうです。他の子の私物までとられたかどうかについては確認が取れていませんが、娘は認知していないそうです」

――担任がAくんに対して「あなたのいつもの生活態度でわかります。あなたがとったんでしょ?」と言ったそうですね。

「Aくんのことは、席替えで娘の隣の席に来てから、娘の話に出るようになりました。横暴な態度が目につくようになったとのことです。先日は、休み時間中に大声で騒いだAくんを注意した男子児童に対して、Aくんが逆上し、その男子児童に対して、暴力を振るうこともあったそうで、その時は担任が次の時間の授業を始めず、Aくんに強く個別指導する場面もあったようです。

常習的に忘れ物をする。クラスメイトから力ずくで物を借りる。時には暴力も振るうなど、素行の悪さが目立つ印象です。こういった総合的な生活態度を見て、担任はAくんが娘のペンをとったと決めつけたのかもしれませんが、それにしても担任は指導者として、Aくんに事実確認もしないのか、と僕は被害者の保護者ながら、Aくんのことも少し心配になりました」

――Aくんがとったことを認めたのに「あとで返してね」と指導したという担任。なぜ先生は「あとで」という言い方で注意をされたのでしょうか?

「今回のとってしまった件は教室内で起きたことです。娘がとられた現場を現認した上で、教室内にいた担任に事実を告げ、今回の指導に至ったようですが…担任としては早く話を終わらせたかったのか、Aくんが犯人だと確認すると『あとでちゃんとペンを返すんだよ!』と口頭で指導して終わらせたようです。忙しさからどうしてもそうなったのかもしれませんが、この行為を見逃すことは、Aくんにとってはとることの成功体験を与えることにつながり、教育的にはかなり悪影響を与えると考えています」

同級生「家にあるから返せない」 担任の対応に疑問、担任と同級生の保護者にも連絡へ

――しかし、Aくんはペンを返さずその日は下校してしまったとか。

「はい。とられた当日『あとで』ペンを返されることはなく、Aくんは娘のペンを持ち帰りました。翌日に娘がAくんに『昨日のペンを返して!』と問い詰めると、Aくんは『家にあるから返せない』と開き直ったそうです。そこで再び娘が担任に伝えたところ、またしても担任は、Aくんに『家から持ってきて返しなさい!』と口頭で伝えたのみで終わったそうです。

僕は、担任がその時点でAくんの保護者に連絡を取らないことに驚きました。明らかにとる意図を持ってとったAくんが、当日に持ち主である娘に返さず自宅で筆箱からペンを取り出している時点で、もう返す意思がないことが明らかだからです。ここで、担任が本件について軽く考えていることがあらためて確認されました。ただAくんがとったことを認めた時に、担任から促されて軽く娘に謝罪が行われたようですが」

――指導する側としての担任の対応について、首を傾げますね…。

「Aくんは周囲から力ずくで物を借りたり、時には暴力を働いたりすることによって、自分に注目を集めたいのかな、と娘の話から想像しました。人との適切な関わり方を学習していないがゆえに『相手が嫌がることをして叱られる』という形でしか、周囲の注目を集める方法を知らないのかもしれません。

そういった意味では、Aくんもかわいそうな子供であるような気がします。その意味で、Aくんの家庭状況が気にかかるところです。その一つに筆箱をよく忘れるというのが気になります。忘れ物チェックを保護者の方にしてもらっていないのではないか。もう4年生だから必要ないと言われればそれまでですが、親子間のコミュニケーションが不足しているようにも感じました。

担任は、まず決めつけから入る指導方法に首を傾げます。Aくんを擁護するわけではありませんが、どんな生活態度の児童であっても、きちんと双方の話を聞いて、事実確認をすることが大切なのではないでしょうか。最初から犯人と決めつけられたAくんは、担任から信頼されていないと感じ、自尊心も削られたことでしょう。それに担任は、Aくんが暴力をした時に授業を始めずに個別指導したにもかかわらず、今回のとってしまった件については目の前で返却するまで見届けるという簡単なプロセスさえ放棄しています。担任の中で『これは良い・これはダメ』といった線引きがありそうですが、価値観の偏りを感じました」

――今後について、くりさんはどうアクションを起こす?

「まずは連絡帳を通して、担任に連絡を取ります。今回のとった件についてどう考えておられるのか。ペンが返却されずAくんの自宅にあることについて、Aくんの保護者に連絡して、Aくんにペンを持たせるまで取り組む意思はあるのか。そもそも、クラスメイトの物をとるということに対して教育的指導を行ったのか。その辺を確認します。それでうやむやにされたら、次は学年主任に相談。それでもだめなら教頭などの管理職に段階的に話をあげていこうと考えています。

『たかがペン一本で…』と思われる方もおられるかもしれませんが、これは娘にとっては被害者として『心の傷を残さない』ために必要な取り組みですし、Aくんにとっても『とることは許されない』ということを学ぶ機会です。何が良くて、何が悪いのか。そして悪いことはなぜ、悪いのか。こう言うことを指導する場が教育の現場なのではないでしょうか」

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

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