Pixel 8シリーズで「外部モニター出力」解禁など Pixelに複数の新機能「Feature Drop」がやってきた

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2024年06月12日 15:51  ITmedia NEWS

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 米Googleは6月12日、同社のスマートフォン「Pixel」向け新機能「Pixel Feature Drop」を発表した。最新モデルで外部モニターへの接続が可能になった他、クラウドを介さずデバイス上で動くAIモデル「Gemini Nano」をPixel 8 Proだけでなく、8/8aにも搭載するなど複数の機能を強化している。


【画像を見る】Pixelで使えるようになった新機能の数々


 Pixel 8 Pro向けに搭載した、Googleの最小AIモデル「Gemini Nano」がPixel 8/8aにもやってきた。12日より開発者向けオプションを使うことで利用可能になる。できることは限られており、現時点ではレコーダーアプリの文字起こしの要約と、文字入力「G Board」で返信の候補を提案する「スマートリプライ」が利用できる。なお、レコーダーアプリは、Geminiを使った要約や発言者のラベル付などが可能になっているが、現時点で英語のみの対応となる。


 また、Pixel 8/8a/8 Proで外部モニター出力に対応する。USB TypeCケーブルを接続することで、大画面に表示させることができる。DP Altモードの対応はPixelシリーズで長らく要望があった機能で、最新モデル限定となるがようやく解禁されることになる。


 「デバイスを探す」機能にもアップデートが入った。電源がオフだったり、バッテリーが切れていたりする場合でも、「デバイスを探す」ネットワーク内であれば、スマートフォンの位置を特定できるようになった。例えば、Pixelをどこかでなくしてしまい、バッテリーが切れてしまってもネットワーク内にあれば「デバイスを探す」から場所を特定することができる。なお、対応デバイスはPixel 8/8a/8 Proで、一部の国で年齢条件を満たしたユーザーに限定される。


 カメラ機能もアップデート。シャッターボタンを1回押すだけで、目のつむりや目の焦点を検出し、最適な表情を自動で識別して記録できるという。Pixel 6以降のスマートフォン、Pixel Fold、Pixel Tabletでも利用できるという。HDR+がオンになっている必要がある。


●Pixel Watchに「自動車事故検出」機能


 「Google Pixel Watch 2」の安全機能として、自動車事故検出機能がリリースとなった。Pixelスマートフォンと連動し、自動車事故にあったと思われる場合、スマートウォッチが安否を確認し、応答がない場合や助けが必要な場合は、自動的に緊急サービスに電話を発信する。同機能は、スマートフォンの「緊急事態の共有」と統合しており、事故にあった場合は、緊急連絡先への通知、リアルタイムでの位置情報の取得を行う。


 初代Pixel WatchとPixel Watch 2の転倒検出も改善しており、自転車の転倒をより正確に検出できるようになったという。


 Google Homeアプリを改良。スマートウォッチでスマートホームデバイスの詳細な制御(扇風機の風向や風速の調整など)が可能になった他、よく使うホームデバイスに簡単にアクセスできるようになった。ウォッチフェイスに特定のホームデバイスを直接追加し、ダイレクトに空調温度や照明の調整などが可能になるという。


 Pixel Tablet向けでは、ハブモードでホルダーにセットされている場合、玄関のインターホンが鳴った際に、玄関にいる人のスナップショットが通知(Google Nest Doorbellが必要、パブリックプレビューとして提供)する。また、Google Homeのお気に入りウィジェットを使うことで、特定のホームデバイスに素早くアクセスできるとしている。


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