飲み会で「30歳で経験人数ゼロの男性」を小ばかに…軽薄な女性社員に下された“天誅”

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2024年06月12日 16:21  日刊SPA!

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※画像はイメージです。以下同
 ここ数十年、増加の一途を辿る生涯未婚率。2020年の国勢調査によると男性28.3%、女性17.8%といずれも過去最高を記録。30〜34歳の未婚率も男性51.8%、女性38.5%と晩婚化がさらに進んでおり、なかには交際歴や性交渉の経験がない者の割合も増えている。
 バイオ関連のベンチャー企業に勤める相澤浩次さん(仮名・40歳)は、現在は既婚の身だが30歳の時点では独身で女性経験もなし。この時は別の会社に勤めていたが、彼女がずっといないことは同僚には話していた。すると、そのことを知った当時24歳の女性社員S子さんが執拗に絡んでくるようになったという。

◆ミスを指摘しても言い訳を繰り返す後輩女性社員

「後輩の女性社員に書類の作成を頼んでいたのですが、初歩的なミスがいくつもあったので注意したんです。けど、彼女はムッとした表情で言い訳を繰り返すばかり。

 課長が見かねて間に入り、最後は『すみませんでした……』とミスを認めましたが、後で私の文句ばかりを言っていたそうです。だから、S子さんにとって私が恋愛未経験だったことは、イジる格好のネタになったんでしょうね」

 この出来事からおよそ半月後、会社近くの居酒屋で地方支社に転勤する同僚の送別会が開かれ、相澤さんとS子さんも参加。隣同士に座った2人は、最初のうちはそれぞれ別の相手と話していたが、途中でふと彼女が話しかけてきた。

◆未経験をネタにされ、「魔法使い」とバカにされた

 それは恋人の有無を尋ねる内容で、すでに社内で公言していたので「残念ながらいないよ」と回答。すると、「その年で彼女がいないとかヤバくないですか」と言ってきたのだ。

「本来こういう質問をするのはアウト。会社のハラスメント研修でも教えられましたし、彼女が知らないはずはありません。ただ、送別会の席だし、S子さんもお酒が入って少し酔っていたようですし、聞き流そうと思ったんです」

 ところが、その態度が気に障ったのか、彼女の口から飛び出したのは「30代になっても彼女がいないって、まさか(未経験を指して)魔法使いですか!」の一言。さらに「魔法見せてくださいよ〜」と小ばかにするように絡んできたそうだ。

◆好意を寄せていたイケメン社員から注意されてしどろもどろ

 でも、ここで別の人物から「S子さん!」と大きな声が。テーブルを挟んで斜め向かいに座っていた相澤さんの3歳下の後輩男性社員で、「S子さん、さっきから聞いてましたけど、失礼にも程がありますよ」と釘を刺します。

 この後輩は俳優・田中圭に似ており、仕事もデキたことから社内の女子社員の間でも人気のイケメン若手社員。彼も周囲に恋人がいないことを告げており、好意を寄せていたS子さんは密かに狙っていたそうです。そのため、意中の彼に一部始終を聞かれてしまったことに激しく動揺。「ち、違うんです!」と言い訳にすらならない言い訳を繰り返していたとか。

◆日頃の態度まで指導されるハメに

「彼は部署の後輩で、同じ案件を担当することも多かったんです。優秀だからフォローする機会は滅多になかったけど、律儀な性格なので私のことを恩に感じたのか、すごく慕ってくれていました。それでS子さんの自分に対する言動や態度がどうしても許せなかったんだと思います」

 S子さんは彼に謝罪の言葉を述べていたが、「貴女が謝る相手は、相澤さんであって僕じゃない!」と言われる始末。続けて「この機会だから言わせてもらいますけど、日頃からのS子さんの相澤さんに対する態度は目に余るものがある。あまりに失礼すぎますよ」と叱られていたという。

◆居づらくなったのか仕事の引き継ぎをしないまま辞めてしまった

「後で彼からは『出過ぎた真似をしてすみません……』と何度も謝られましたが正直助かりました。私がS子さんに直接言ったところで聞き入れてもらえそうになかったし、この内容で上司に相談はちょっとしにくいなっていうのもありましたから」

 けど、この送別会の席には課長や部長も居たため、席は離れていたが騒ぎをすぐに知ることとなり、その場でS子さんを注意。翌週、職場でも改めてこの件で呼び出された彼女は、それからすぐに会社を辞めてしまったそうだ。

「居づらくなったんでしょうね。基本的に雑用ばかりでしたし、引き継ぎをしないまま辞められても業務への影響はなかったのは幸いでしたが……。私も自分のプライバシーに関する情報を喋ったことでS子さんにネタを与えてしまったため、そこは反省しています」

◆同僚との恋愛話はセンシティブ

 今のご時世的に会社の同僚との恋愛話は避けておくのが無難。相手が不快に感じる場合も多く、実際そうした悩みの相談が多いからだ。場合によっては被害者ではなく加害者になってしまう可能性もあることを覚えておこう。

<TEXT/トシタカマサ>

―[“逆セクハラ”エピソード]―

【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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