インディカーが新型ハイブリッドエンジンをテスト。ミルウォーキー・マイルで20台が周回重ねる

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2024年06月12日 18:20  AUTOSPORT web

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2024年NTTインディカー・シリーズ ミルウォーキー・マイルで行われたハイブリッドテストの様子
 6月11日、2024年NTTインディカー・シリーズは、第9戦ミド・オハイオでの実装を予定しているハイブリッドシステムを搭載した新型パワーユニット(PU)のテストを、第15/16戦の舞台であるミルウォーキー・マイルで実施した。

 新型パワーユニットを搭載した20台は、ウィスコンシン州にある1マイルのオーバルコースにて午前と午後の2セッションを走行し、総合トップタイムはチーム・ペンスキーのウィル・パワーが記録している。

 前戦ロード・アメリカでは2年ぶりの優勝を飾っているパワーは新型PUについて、「オーバーテイクの助けになるはずだ」とコメントしている。

「ライバルを追い越そうとしている際には、ハイブリッドの追加パワーは一定の効果があるだろう」

 2番手にはジョセフ・ニューガーデン、3番手にはスコット・マクラフランが続き、シボレーPUを搭載しているチーム・ペンスキーの3台がハイペースで周回を重ねた。

 なお、ホンダPUユーザー筆頭のチップ・ガナッシ・レーシングについては今回のテストに参加しておらず、ホンダ勢のベストラップはコルトン・ハータ(アンドレッティ・グローバル)がマークした4番手タイムとなっている。

 また今回のテストには、トレーニング中の手首のケガを理由にレースの欠場が続いていたデイビッド・マルーカスがメイヤー・シャンク・レーシングの66号車で出走を果たし、7戦ぶりのインディカードライブとなった。以降のレースについては、次戦より同チームでレースを戦う予定となっている。

 2024年NTTインディカー・シリーズの次戦は、カリフォルニア州モントレーにあるウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで行われる『ファイアストン・グランプリ・オブ・モントレー』。現状のノンハイブリッドエンジンを使用する最後のレースとなるであろう第8戦ラグナ・セカは、6月21日(金)から23日(日)にかけて開催される予定だ。

■2024年NTTインディカー・シリーズ
ハイブリッドテスト タイム結果
Pos.No.DriverTeamEngineLapsTimeSession112W.パワーチーム・ペンスキーC1880’22.6001セッション122J.ニューガーデンチーム・ペンスキーC1760’22.7073セッション233S.マクラフランチーム・ペンスキーC1590’22.7242セッション2426C.ハータアンドレッティ・グローバル・W/カーブ・アガジャニアンH1070’22.7955セッション155P.オワードアロウ・マクラーレンC1200’22.8160セッション2628M.エリクソンアンドレッティ・グローバルH1150’22.8684セッション1760F.ローゼンクヴィストメイヤー・シャンク・レーシングH1350’22.8866セッション2866D.マルーカスメイヤー・シャンク・レーシングH1110’22.9162セッション197A.ロッシアロウ・マクラーレンC970’22.9695セッション11015G.レイホールレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングH900’23.1170セッション11114S.フェルッチA.J.フォイト・エンタープライゼスC1380’23.2162セッション11227K.カークウッドアンドレッティ・グローバルH1000’23.2775セッション11321R.ヴィーケイエド・カーペンター・レーシングC990’23.3108セッション21445C.ルンガーレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングH1540’23.3394セッション11541S.R.ロブA.J.フォイト・エンタープライゼスC1320’23.5683セッション11630P.フィッティパルディレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングH1160’23.6093セッション1176T.プルシェールアロウ・マクラーレンC1230’23.7391セッション21820E.カーペンターエド・カーペンター・レーシングC820’23.8613セッション21918J.ハーベイデイル・コイン・レーシングH690’23.9882セッション12051K.レッグデイル・コイン・レーシングH920’24.1166セッション2
※リザルトは編集部集計

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