侵攻24時間以内に協議=日ウクライナ首脳が文書署名

30

2024年06月14日 01:01  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

 【ファサーノ時事】岸田文雄首相は13日(日本時間同)、ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領とイタリア南部プーリア州で会談した。両首脳はウクライナの復旧・復興に向けた長期的協力をうたった2国間文書に署名。将来、同国が武力攻撃を受けた場合に両国政府が24時間以内に協議することで合意した。

 2国間文書は先進7カ国(G7)首脳とゼレンスキー氏が昨年7月に合意した共同宣言に基づくもので、外務省によると、英国、ドイツなど15カ国が既に署名を済ませている。

 日ウクライナの文書は安全保障・防衛協力に関し、憲法9条による制約に触れつつ、日本は殺傷能力のない装備・物資の提供、負傷兵の治療、北大西洋条約機構(NATO)の信託基金への拠出などでウクライナに協力すると明記した。

 復旧・復興分野では、地雷除去やがれき処理、人道状況改善、生活再建、産業高度化への支援を盛り込んだ。日本はこれまで総額121億ドル(1兆9000億円)規模の支援を表明しており、2024年の供与予定額も記した。サイバーセキュリティーや情報操作への対応でも連携する。 

このニュースに関するつぶやき

  • 日本の海外支援の財源は税金からではなく国の投資活動である「財政投融資」等によって行われているので、そこは割り引いて評価してあげましょうね。
    • イイネ!4
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(26件)

ニュース設定