『マッドマックス:フュリオサ』悪役を演じるクリス・ヘムズワース、アニャやミラー監督も大絶賛

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2024年06月16日 11:00  ORICON NEWS

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映画『マッドマックス:フュリオサ』公開中(C)2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
 公開中の映画『マッドマックス:フュリオサ』より、初登場キャラクターの悪役ディメンタス将軍を演じたクリス・ヘムズワースにフィーチャーした特別映像(ディメンタス降臨編)が公開された。

【動画】特別映像(ディメンタス降臨編)

 先日、歴史ある「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム」に名を刻み、ハリウッド殿堂入りを果たしたことでも話題にとなったクリス。『マイティ・ソー』などでヒーローのイメージが強いクリスだが、本作では荒野で爆走、略奪、侵攻、支配の限りを尽くし、フュリオサだけでなく鑑賞者全員の怒りの炎を燃え上がらせる悪役を怪演している。映像には、本人コメントのほか、共演者やジョージ・ミラー監督がクリスを絶賛するコメントも収録されている。

 『マッドマックス』(1979年)から通算5作目となる本作は、「第88回アカデミー賞」6部門を制した『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)の前日譚。監督はもちろん、シリーズの生みの親ジョージ・ミラーが務めている。

 主人公は、前作でシャーリーズ・セロンが演じたフュリオサ。本作では、アニャ・テイラー=ジョイが熱演している。さらわれてディメンタス将軍率いる巨大バイカー集団の手に落ちたフュリオサが、砦の統治者イモータン・ジョーと将軍の覇権争いの中で、必死のサバイバルを繰り広げる。

 クリスが演じたディメンタスは、幼少期のフュリオサを誘拐し、彼女の目の前で母親を手にかけるという卑劣な男。救世主を気取り、荒廃した世界の支配者になろうとする。この癖のある人物を演じるにあたり、クリスはミラー監督と何度も話し合いを重ねてキャラクター像を練り上げたそう。

 「彼は荒れはてた地で苦しみながら生きてきたことで、性格が歪んでしまった。かつては希望があったことを、彼は忘れてしまった」と、一見傍若無人にしか見えない行動の中にも葛藤があったと分析。これにより単なる悪役ではなく、深みのあるキャラクターとしてディメンタスは誕生した。

 クリスの役に対する考えに、ミラー監督も驚愕しており「クリスと初めて会った時、鋭い観察眼に驚いた。『カリスマとはどういう存在だと思う?』と問うと、『ユーモアがあり、人を魅了するリーダーのことだ』と答えたんだ」と、まさに彼がディメンタスを演じるにふさわしいと熱弁。

 クリスは撮影中も、ディメンタスが率いるバイカー集団の役者たちと常にコミュニケーションをとり、現場でも自ずと皆の中心にいたという。その振る舞いに対し本作のもう一人のヴィラン、イモータン・ジョー演じるラッキー・ヒュームも驚嘆している。「こんなに没頭しているクリスは初めて見た」と、役作りに対するクリスの集中力と、現実でも人々を惹き付ける“カリスマ性”に衝撃を受けた様子。

 ミラー監督も「歴史上の支配者のようだ」と大満足。フュリオサを演じたアニャも「クリスの今回のルックが大好き。初めて見たときとてもクールで、設定にピッタリだと思った」と、その完成度に最大限の讃辞を送っている。

 ディメンタスの心の機微を演じたクリスに対して、SNSでは「フュリオサ、マックス、イモータンには希望があるが、ディメンタスは果てしない絶望しかない。だからしぶとい」「ディメンタスの人物造形が興味深い。かれの狂気は『人間性の残滓』という感じなんだよね。家族を失って虚無におそわれた人間のあり方のひとつで、そういう意味では彼は闇堕ちしたマッドマックスだ」「ディメンタスは馬鹿で狂ったように振る舞わないとやってられない絶望に呑まれた人間に見えたのでかなり気に入っている」といった声があがっている。

 さらに「ディメンタスはくそったれなのにどこか可愛いのはクリヘムだからかな。ベール?が白→赤→黒に変化するのも意味深」「ディメンタスのマントがフェーズごとに色が変わっていったのも、そのマントを最後追い詰めた頃にはフュリオサが羽織っていたところも、全てが漫画的で美しかった」「衣服が白→赤→黒になったのはヨハネの黙示録に出てくる騎士たちから着想得てるよね。色の順番も同じだし。もう一回観た時に彼の行動も意識してみよっと」と、衣装の細かな変化による演出も好評を博している。

 本作は、フュリオサの15年の物語だが、ディメンタスの15年の物語と考えると、また違った側面が見えてくるはず。フュリオサは母との約束を胸に、この世界に希望を見出しているが、対するディメンタスは世界にある意味絶望していると言える。年を経るごとに、見た目や、名乗り方が変わることで、その繊細な心の変化を表現した、クリス。初見ではなかなか気づけないディメンタスの“変化”に着目してリピート鑑賞するのもおすすめだ。

 なお、13日に東京・新宿ピカデリーで“V8J”協力応援上映が開催されたが、好評につき、23日(日)に新宿ピカデリーでの応援上映の追加開催が決定。来場者には応援の熱をMAXに高めるオリジナルうちわが配布される予定。第1弾の応援上映とは異なるデザインとなっている。上映開始時間など企画詳細は公式ホームページに掲載される。


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  • フェミだのジェンダーだのクソみたいな映画がごり押しされてる時代でなかったらもっと評価されていい作品なんだけどなぁ
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