95年の2分10秒2は当時の日本レコード 宝塚記念の勝ち時計ランキング

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2024年06月17日 11:45  netkeiba

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タイトルホルダー(c)netkeiba
 京都競馬場で6月23日(日)に行われる宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)。1960年に創設された通称“春のグランプリ”で、普段は阪神競馬場の芝2200mで開催されるが、今年は同競馬場のリフレッシュ工事にともない、18年ぶりに淀が舞台となる。本稿では同レースの開催にあたり、歴代勝ち時計をランキング形式で紹介する。

■1位 2分9秒7 2022年 タイトルホルダー

 京都競馬場の改修工事により、阪神で行われた21年菊花賞、22年天皇賞(春)を制覇。ファン投票では歴代最多となる19万1394票を集めて1位となり、空前絶後の“阪神三冠”をかけて宝塚記念に挑んだ。快足馬パンサラッサが1000m通過57秒6で快調にとばす中、タイトルホルダーは2番手を追走。直線入り口で早くも先頭に立つと、そのまま各馬の追撃を振り切って2馬身差で圧勝した。阪神芝2200mのレコードタイムも0.4秒塗り替えている。

■2位 2分10秒1 2011年 アーネストリー

 中日新聞杯、金鯱賞、札幌記念と重賞を3勝しながら、GIタイトルには手が届いておらず、前年の宝塚記念でも3着。初の快挙に向けて、6番人気で出走した。最内枠からナムラクレセントが先手を取り、2番枠だったアーネストリーはそれを見る形で2番手。4コーナーで馬なりのまま先頭に立つと、そのまま仁川の坂を力強く駆け上がり、GI初制覇を飾った。なお余談だが同競走を含めたWIN5において、当時の払戻し上限である2億円の配当がとび出している。

■3位 2分10秒2 1995年 ダンツシアトル
※京都芝2200mで代替開催

 阪神・淡路大震災の影響で、急きょ京都での開催となった同年。安田記念2着からの臨戦だったサクラチトセオーが1番人気に推され、ダンツシアトルが2番人気、ファン投票1位のライスシャワーが続いた。淀みなく道中は流れ、勝負どころの坂の下りでライスシャワーが故障、競走中止。場内はどよめきに包まれる中、ダンツシアトルは内3番手から抜け出してGIタイトルを手にした。稍重発表でありながら、勝ちタイムは当時の日本レコードでもあった。

 今年の宝塚記念にはグランプリ連勝を狙うドウデュースを筆頭に、大阪杯覇者ベラジオオペラ、昨春の天皇賞馬ジャスティンパレスなどが出走する。18年ぶりの淀グランプリで頂点に立つのはどの人馬か。発走は22日の15時40分だ。

【京都芝2200mの宝塚記念勝ち時計】
66年 エイトクラウン 2分15秒0(良)
69年 ダテホーライ 2分16秒1(良)
74年 ハイセイコー 2分12秒9(良)
76年 フジノパーシア 2分17秒5(重)
91年 メジロライアン 2分13秒6(良)
95年 ダンツシアトル 2分10秒2(稍重)
06年 ディープインパクト 2分13秒0(稍重)

■京都芝2200mレコード
19年 ネプチュナイト 2分9秒7(良)

■芝2200mの日本レコード
22年 中京 プリマヴィスタ 2分9秒0(良)

このニュースに関するつぶやき

  • 京都開催の宝塚記念というと、どうしても忘れられないのが95年のレース。人気投票1位で出走してきたライスシャワーの3コーナーでの故障、予後不良。悪夢のグランプリでした��
    • イイネ!9
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