【スポットワークって何?第3回】子育て中ママに嬉しいメリット「思い立ったらすぐに社会と繋がれる」

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2024年06月21日 10:10  ママスタセレクト

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【第1回】から読む。
前回からの続き。隙間時間に仕事ができる「スポットワーク」は、決まった曜日・決まった時間に働きにくいという事情のあるママにとって、新しい働き方になりそうです。「メルカリ ハロ」のサービスを始めたメルカリ広報の飛田瞭さんによると、スポットワークはお金を稼ぐ以外にも、子育て中のママならではのメリットがあるといいます。

ママたちがスポットワークに求めるもの



――スポットワークは、学生やすでにアルバイトをしている人たちが利用しているイメージがありますが、ママたちも利用しているのでしょうか?

メルカリ広報 飛田瞭さん(以下、飛田さん):これまでのスポットワークは、学生向けの仕事が多いこともあり、若い男性が多く利用してきました。

でもママさん世代には、子育てをしながらも自分の趣味を見つけ、お金を稼ぎたいという気持ちがあるようです。子育てにはお金がかかりますし、昨今の物価上昇で家計防衛のニーズもあるように感じます。

「スポットワーク」が社会とのつながりの場に


――子育てをするママたちが、スポットワークを活用するメリットはありますか?

飛田さん:第一にお金を稼ぐことで生活に潤いが生まれる、という点です。さらに「社会とのつながりができる」という一面もあります。以前、育休をとった弊社社員から「子育て中は外とのつながりが希薄になる」という話を聞きました。その社員は、メルカリで売買をすることで社会とのつながりを感じていたそうです。購入した人からのお礼のメッセージを読んだり、コメントで値下げ交渉を受けたりすることが、家の中で過ごす時間が長いママにとって重要な「外部とのつながり」になるんですね。

――そう考えるとスポットワークで誰かと接するのも、育児中のママにとって大きなメリットとなりそうです。

飛田さん:そうですね。育児中で定期的に長い時間仕事をするのは難しくても、スポットワークなら、旦那さんにお子さんを預けて「2時間だけ近くのお店で働く」などということも可能になってきます。そうすることで家族以外との交流ができたり、外の空気を吸ってリフレッシュできたりしますよ。

家族以外の人から「頼られる」喜び



――育児中のママだけではなく、子どもがある程度大きくなったママにも、スポットワークの活用の仕方がありますか?

飛田さん:自宅にいて外部とのつながりが希薄になると、家族以外の人から頼られる機会が減ってしまいます。私もスポットワークを体験したのですが、勤務先の店長さんからすごく感謝されたんです。普段の居場所ではないところで感謝されたり頼りにされたりすると、自分の存在意義を感じるものだな、と実感しました。大袈裟かもしれませんが、「自分も大切にされているのだな」と感じるのです。

――家で過ごす時間が長いママたちにとっては、仕事が生きがいになる可能性もあるということですね。

飛田さん:そうですね。家族はもちろんですが、人に頼られるのは嬉しいことですよね。それを実感できるのも、スポットワークのいいところだと思います。

編集後記
これまでは生活ができていたけれど、環境や社会情勢が変わってことでもう少しお金を稼ぎたいと考えるママは少なくないかもしれませんね。また家で過ごす時間が長くなりがちなママたちにとって、スポットワークは外部とのつながりのきっかけになるとのこと。人から頼りにされることで、自分の存在意義を改めて感じられるようですね。
次の記事では、スポットワークをする際の注意点をうかがいます。
※取材は2024年4月に行いました。記事の内容は取材時時点のものです。

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取材、文・川崎さちえ 編集・すずらん イラスト・ゆずぽん

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